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石川ニュース

「デフレ克服と人への投資を」  民主・海江田代表 県内で応援演説

街頭で政策を訴える民主党海江田万里代表=4日、金沢市武蔵町で

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 民主党の海江田万里代表は四日、衆院選の同党候補応援のため石川県入りした。金沢市武蔵町で街頭演説し、アベノミクスで円安による物価上昇が進むと指摘し「まったくあべこべだ」と安倍晋三首相を批判。健全な消費が促されるよう雇用を安定させ、適切な労働賃金を確保する党の政策の必要性を訴えた。

 石川1区候補の田中美絵子さん(38)を激励した海江田代表は「雇用問題が大きな争点の一つ」と主張。賃金が上がればものが売れ、ものを作る工場の生産力が上がり価格も上がる経済の好循環が大事だと説明し「これがデフレを克服する正しい方向性」と強調した。

 少子化問題にも言及し「安倍さんは『この二年間に雇用が百万人増えた』と言うが正社員は三十八万人減っている」と指摘。非正規雇用による低賃金など経済的理由で結婚や出産をあきらめる事例を紹介し、安定雇用と社会保障の充実で少子高齢化に歯止めをかけるべきだと述べた。

 続いて志賀町の上熊野公民館前では3区候補の近藤和也さん(41)の応援演説。「人への投資を厚くする」と強調し公共事業を増やす自民党を批判。「安心して子育てし故郷で働ける環境をつくる」と、民主政権時代の公約だった子ども手当や戸別所得補償制度の必要性を訴えた。演説で志賀原発には触れなかった。

 演説後に記者団から問われ「原発再稼働は安全性が確保できたら。二〇三〇年代原発ゼロが党方針。立地自治体と県のほか、三十キロ圏の自治体の理解を求める」と語った。自民優位との世論調査報道には「態度を決めてない人も多いので、必ず挽回する」と答えた。 (飯田樹与、荒木正親)