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石川ニュース

フェイスブック政策発信 ネットフル活用 県内陣営

動画公開、HP工夫も

 十二月二日公示の衆院選(十四日投開票)は、選挙期間中のインターネットを使った運動が解禁され初の総選挙となる。解禁後初の国政選挙だった昨夏の参院選で経験済みの関係者もいるが、果たして今回は。地上戦が大事な選挙戦だが、空中戦も不可欠に。石川県内三小選挙区で出馬する主な八陣営はどんな戦略か聞いた。(衆院選取材班)

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 自民党前職の馳浩さん(53)は普段力を入れるネット発信を継続。衆院解散後は職業体験の動画を公開し「一から出直し」姿勢をアピールする。馳さんは毎日、自身のブログ(日記風サイト)で一日の動きを記録。フェイスブックもまめに更新する。今回は解散翌日から映像制作会社のカメラマンらが張り付いて撮影した動画を連日公開。「職業体験動画で広くコンセプトを知ってほしい」と話す。

 民主党元職の田中美絵子さん(38)の陣営は、二十八日にフェイスブックを開設した。フェイスブック利用者しか閲覧できないため、以前から活用している田中さんの公式ホームページにも転載し、街頭宣伝や集会の日時を即座にPRしていく。出馬会見が二十五日と出遅れた田中さん陣営。担当者は「今からやっていくことになる。使えるものは使っていく」とネット選挙運動にも力を入れる。

 共産党新人の亀田良典さん(66)はブログやフェイスブック、ツイッターを駆使。ブログは出馬表明後の二十日から毎日更新する。消費税増税の中止、最低保障年金の創設など政策を訴えるとともに「市民の温かい声援を感じる」と街宣の感想も書き込み、「アクセスが増えている」と手応え。一方、高校時代の同級生にはインターネットでは届かないと、紙で「亀さん通心」を送り支援を求める。

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 自民党前職の佐々木紀さん(40)は普段から自身のフェイスブックで情報発信。選挙戦は遊説に専念するため自身で更新せず「見かけたらどんどん写真を撮って広めてほしい」と呼び掛ける。ホームページは十八日に一新。活動状況を一覧にして見やすく工夫した。

 共産党新人の西村祐士さん(60)の陣営は二十日にフェイスブックを開設し演説会の様子などを掲載。「ビラも配布するが限度がある。政策に少しでも触れる場を広げたい」と重視。孫や食べ物なども紹介し「人柄が分かる記事を一日一回は更新したい」と意欲的だ。

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 自民党前職の北村茂男さん(69)の陣営は、フェイスブックやツイッターなどネットの情報発信の重要性を認識しつつも、スタッフは「偽者が現れたり、うその情報を流されるのが心配」とリスクへの不安も抱く。このため公式ホームページをこまめに更新していく。

 民主党元職の近藤和也さん(40)は動画共有サイトでメッセージや政策を発信する。四分半動画も公開したが「長すぎて理解してもらえないかも」と反省。写真も掲載できるフェイスブックに力を入れ「年配のネット利用者が増えているので効果的」と期待する。

 共産党新人の渡辺裕子さん(29)は積極的にネットを活用。「スタッフが少ないので自分でやるしかない」とブログを毎日更新する。フェイスブックの友達数も六百を超えるなど手応え。ブログ閲覧数について「前回は一日最高二百八十九。今回は超えたい」と話す。