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石川ニュース

民主 2区は擁立断念 県連発表 小選挙区制で県内初

 十二月二日公示の衆院選(十四日投開票)で石川2区の候補者選考を進めてきた民主党石川県連代表代行の一川保夫元防衛相(72)は二十六日、小松市内の事務所で記者会見し、党公認候補の擁立断念を表明し「政策課題が山積する中で有権者に選択肢を与えられず申し訳ない。急な解散だったが、力量不足だったと思わざるを得ない」と述べた。一九九六年の小選挙区導入後、県内三選挙区で、現在の民主党につながる勢力が候補を立てないのは初めて。

 会見した一川氏は、党県連の常任幹事会があった十八日から進めた候補選考の経緯などを説明。市議らを含め十人前後と接触したというが「誰かに出てほしいとの声は強かった。今の党の力量から、なかなか(本人に)決断頂けなかった」と明かし、「残念という思いでいっぱいだ」と語った。

 支援者からの要請で一川氏自身の出馬も取りざたされたが、「若い政治家が活動しやすい環境づくりに取り組み、自らは出ないという気持ちの整理をしていた」とも述べた。七十歳以下とする党の公認基準や若手擁立を要請する党本部の意向をくみ「自分から党本部にしつこく、強く申し入れはしていない」と話した。

 今後は石川1、3区の党公認候補予定者を支援しながら、2区内の比例票獲得に努めるという。

 2区では自民党前職の佐々木紀氏(40)、共産党新人の西村祐士氏(60)らが出馬を予定し、実質的にこの二人の争いとなる可能性が高まった。 (田嶋豊、浜崎陽介)