文字サイズ

石川ニュース

金沢 熱い前哨戦

 十二月二日公示の衆院選(十四日投開票)で、自民党前職に挑む共産党新人が出馬表明後、衆院が解散した二十一日に民主党元職の出馬が決まった石川1区。「役者」がそろい、注目度が一気に高まった。連休最終日の二十四日、公示に向け活発化した三人の動きを追った。(衆院選取材班)

街頭で経済政策の推進などを訴える馳浩さん=24日、金沢市香林坊で

写真

自民・馳さん 好調な経済PR

 自民前職の馳浩さん(53)は、あいさつ回りや重視する街頭での演説を重ねた。会合に参加し企業のごみ収集作業も体験。演説でアベノミクスの効果、自身の二年間の実績を訴えた。

 人出を見込み、中心部で演説。金沢市香林坊ではロングコート姿で「争点は経済政策一本やり。政権交代から二年たち、株価も上昇し、円安で輸出産業も良好な業績を上げている」と強調。先送りした消費税10%や軽減税率導入も争点と主張した。実質賃金を上げ地方を潤すため中小企業の事業計画作り支援案なども掲げた。

 県看護連盟の会合では解散の大義を説明し、東京五輪・パラリンピック誘致、いじめ防止対策推進法や過労死等防止対策推進法などの議員立法に携わった経験を紹介。馳さんは「人の批判はしません。政策論争はたっぷり」と語った。

街頭であいさつして回る田中美絵子さん=24日、金沢市野町で

写真

民主・田中さん 温かい声援感謝

 一方、民主元職の田中美絵子さん(38)は、麦田徹、山本保両市議の支援者らに支持を求めた。野町では住民に「故郷に戻ってまいりました。頑張ります」と握手。ホテルでは握手の列もでき「十二月十四日に万歳するんやぞ」「頑張れ。大丈夫や」とげきが飛んだ。

 田中さんは「温かいお声をかけていただき、本当にうれしい」と笑顔ながら「短期決戦なので、お願いの一言をさせていただいた」と表情を引き締めた。

 党県連が擁立発表した二十一日に連合石川と社民党県連に支援を要請し、同日に東京へとんぼ返り。当初二十五日に金沢入り予定だったが、打ち合わせなどのため二十三日夜に飛行機で入り、合間を縫い支援議員の関係先をあいさつ回り。二十四日夜に帰京し、二十五日朝に転出届を提出し、金沢へ戻って午後に出馬会見に臨む。

握手し支援を求める亀田良典さん=24日、金沢市笠舞で

写真

共産・亀田さん 市民の困窮熱弁

 共産新人の亀田良典さん(65)は、共産の県議と市議の議会報告会に出席し、消費税や原発で参加者と意見交換。安倍政権の社会保障政策をやり玉に挙げ「年金が少なく病気になったらと不安を抱える人や、ヘルパーに来てもらうのをやめようかと言う人がいる」と市民の困窮ぶりを熱弁した。消費税アップの流れを決めた自民、民主、公明三党を「増税三兄弟」と批判し、「待ちに待った選挙。増税をきちっと中止する審判を」と訴えた。