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岐阜ニュース

<5区候補者はどんな人?>(中) 私の青春時代

 なぜ政治家を志したのだろうか。衆院選岐阜5区の三候補はいずれも三十、四十代に衆院選や市議選で初当選している。立志に至る青春時代の経験や決意を聞いた。=上から届け出順

◆農業通し政治に関心 鷹見信義さん(68)共新

 実家が米や蚕の農家だったので、岩村高校で農業を勉強した。米だけでは食べていけず養蚕も厳しかったので、実習があった養豚を将来やろうと考えていた。

 農業の科目はよく勉強し、テストはいつも九十点以上だった。三年生の時、北海道で開かれた測量の正確さや速さを競う全国大会に三人一組で出場し、準優勝したこともある。

 卒業して高校で三年、恵那農業高で一年、実習助手を務めた。高度経済成長期だったから就職は引く手あまた。しかし農業はもうからなかった。

 なぜなのかを考えるうち、政治や社会の問題に関心を持った。安定した職を辞めるわけだから親に怒られたが、政治を変えたい思いが高まった。

 (平野誠也)

◆雄弁会の経験生きる 阿知波吉信さん(51)民元

 早稲田大学で雄弁会に所属した。未知の世界を知りたい、人前で話す時の恥ずかしさを克服したい、という思いで飛び込んだ。

 最初の弁論大会はひどい目に遭った。私を含む一年生には、やじや質問が延々と飛んできた。泣き出す人もいた。世の中には自分とは異なる見方や物差しがあることを思い知らされた。今から考えれば、良い経験だった。

 複数のOBが国会議員になっていた。選挙を手伝い、討論会に招いた。そういう刺激が魅力だった。仲間と国の将来を語り合ったことが影響し、卒業後は官僚の道を選んだ。

 解散前の衆議院にも政党を問わず、雄弁会の仲間がいた。党より会のつながりの方が強いくらいだ。当時の活動は今に生きている。

 (山本真士)

◆米国で学んだ愛国心 古屋圭司さん(62)自前

 中学一年から高校一年まで米国に留学した。向こうの人は自国への誇りや愛着を持つ教育をしていた。学校でも朝、星条旗に向かって誓いをする。自分の国を尊敬し、愛国心を持つのは当然だとの認識を持った。

 大学時代から五、六年、自動車部や学外のチームでモータースポーツをした。スポンサーがいたのでお金はかからなかった。今も運転は好きだが、怖さも知っているから安全第一を心掛ける。

 政治家を目指したのは社会人になってから。衆院議員だった祖父慶隆が亡くなって三十数年たっていたのに、敬老会で「立派な先生だった」と評価する声を聞いた。未来に足跡を残すことができるのが政治家だと、感動したのが原点になった。

 (生田貴士)