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岐阜ニュース

<2区最前線> 一騎打ち熱い戦い

 14日投開票の衆院選。岐阜2区の立候補者は自民前職の棚橋泰文さん(51)と共産新人の森桜房義さん(58)の2人で、1994年の小選挙区制導入以来初めての一騎打ちとなった。各陣営の事務所の様子や戦いぶりを紹介する。=上から届け出順

◆留守番部隊がフル回転 棚橋泰文さん(51)=自前

 七期連続当選を目指す棚橋さんは、幹事長代理として党の選挙全体を見ていく立場。東京や大分、三重などで候補者の応援演説に走っている間、地方議員や企業などの大型選対がフル回転する。

 個人演説会は二年前の衆院選と同様に細かく設定している。関ケ原町の会場には二百人ほどが集結。壇上中央に棚橋さんの顔写真が掲げられ、両脇に妻晶代さんや応援弁士の名前が並んだ。支持者は候補者に代わって連日数カ所を回る晶代さんの話に耳を傾けた。

 通商産業省(現経済産業省)元次官の父祐治さんも、企業を訪れて支援を呼び掛けている。

 前回同様、事務所には推薦状を手にした団体関係者が連日訪れ、後援会の女性らは支持者の湯茶接待に大忙し。選対幹部を務める大垣市議は「みんなでカバーし合う気持ちが高まっている」。

◆支持者ら手弁当で活動 森桜房義さん(58)=共新

 森桜さんは、安倍政権への批判票を取り込もうと、個人演説会は少なめに、街宣を中心に運動を展開。十二月定例議会に追われる市町議もフル稼働し、棚橋さんとの対決色を鮮明にする。神戸町産業会館などこれまで三カ所で開いた個人演説会では「共産党を少し伸ばすだけで政治は変わる」と訴えた。

 事務所には支持者らが集い、和やかな雰囲気の中、法定ビラの証紙貼りをしたりそれを配ったりするなど手弁当で活動している。若者も含め、別の候補を立てて戦った前回にはなかった顔ぶれも目立つ。

 陣営を支えるのは、支持者が自作して持ち寄る米や野菜だ。十人ほどの女性らが当番制で昼夕食のメニューを考えて調理し、事務所に集う人たちに出す。栄養たっぷりな“おふくろの味”に、森桜さんも「この時は幸せだ」と英気を養う。

 (山本克也、榊原大騎)