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岐阜ニュース

<候補者点描> 5区

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◆マラソンで体力培う 鷹見信義さん(68)=共新

 特定秘密保護法の強行採決や集団的自衛権の行使容認を挙げ、安倍政権を「国民の目、耳、口をふさいでいる。亡国の政治」と批判。今回の選挙を「国民が政権を追い込んで実現した」とし、党の躍進を図る。

 中津川市議を四期十六年務め、初めて挑む国政選挙。消費税増税中止と原発ゼロ、リニア中央新幹線計画凍結を政策の柱に掲げ「地方の再生を実現したい」と意気込む。

 中でも東濃地方を横断するリニアの行方に気をもむ。「工事で中山間地の環境が破壊されないか。住民への電磁波の悪影響はないか」と疑問を呈す。

 家業を継ごうと母校の農業高校で実習助手として働いた青年期。自由主義経済の中で「農民は弱い存在」と感じ、「自らの手で政治を変えよう」と政治家を志した。

 趣味は十年前に始めたマラソン。これまでにフルを二回走破し、ぎふ清流ハーフマラソンも三回参加した。培った体力で選挙戦を戦い抜く。 (中川耕平)

◆新技術重視の元官僚 阿知波吉信さん(51)=民元

 土岐市駄知町の窯元の長男に生まれた。燃料、原材料費の上昇による中小企業の苦しみは体感として分かる。「アベノミクスは大企業や外国人ら一部を豊かにしただけ」。国全体を豊かにする政策への転換を訴える。

 長所も短所も「楽観的なところ」と自己分析。前回の衆院選で落選した後、くじけずに駅前での演説や有権者との対話を続けてきた。民主党への批判も正面で受けた。「故郷への執着がある。私に仕事をさせてください、という一心だった」

 四十一歳まで総務官僚として情報通信に携わった。インターネットのような社会の礎となる技術が経済を成長させると信じる。「国土強靱(きょうじん)化とiPS細胞のどちらに未来を感じるか」。先進技術や教育への投資を唱える。

 妻(43)、長男(13)、次男(9つ)の四人家族。大学時代からスキーが趣味で、一月に初めて全員で雪山へ。「面白かった。家族と過ごす時間が一番ほっとする」。眼鏡の奥の目元が緩んだ。 (山本真士)

◆祖父への尊敬が原点 古屋圭司さん(62)=自前

 安倍内閣で初入閣。国家公安委員長、国土強靱(きょうじん)化と防災、拉致問題の各担当相を務めた。「少なからず実績も残せたと思っているが、評価いただくのは皆さん」と強調する。

 リニア中央新幹線を生かし、さまざまな企業の本社機能や中核的研究開発拠点を東濃へ誘致する。人口や税収増につながり、地域を活性化させるためだ。「地方創生と国土強靱化は両輪」と、首都機能の一部移転も災害時のバックアップとして誘致を図る。

 アベノミクスは「成果が地方経済に波及していないのは事実」としながらも、「円安対策を早急に行い、波及させていくのが使命」。

 社会人になって間もないころ、衆院議員だった祖父の故慶隆さんについて「立派な先生だった」と地域住民から聞いたのが、政治家を目指す原点だ。趣味はクラリネット。昨年はオーケストラと一緒に、モーツァルトの「クラリネット協奏曲」を暗譜で披露し、十年来の夢をかなえた。

 (生田貴士)

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