文字サイズ

岐阜ニュース

<候補者たちの衣食住>1区、3区 “癒やし”の時間は?

 衆院選も、まもなく中盤戦。連日の遊説で各地を奔走する候補者たちにも、疲れが出始めるころだ。そんな時、候補者たちはどんなことに“癒やし”を求めるのだろうか。最終回では、1、3区に立った皆さんの、ホッとする瞬間を探った。 (上から届け出順)

◆1区

 ■息子の写真を活力に 野田聖子さん(54)自前

 「息子とのふれあいが一番の薬」。だから、保育園に通う三歳の長男を東京に残しての選挙戦の間は、夫からLINEで毎朝届く息子の写真が一日の活力を得る心の支えだ。どんなに疲れたり悩んだりしていても、写真を見れば気持ちをリセットできる。

 息子と一緒にいるときは、二人のお気に入りのサザンオールスターズのDVDを見たりして遊ぶ。「リズムに合わせて楽しそうに体を揺らしてくれます」と目を細める。

 ■励まされる「サザン」 大須賀志津香さん(55)共新

 帰りの車中や夕食をつくる時に、サザンオールスターズの音楽を聴くのがお気に入り。「明日晴れるかな」や「心を込めて花束を」などを流し、しっとりとした気分に浸る。「優しく励ましてくれる気がする」と笑う。

 グループが結成された当時からのファンで、東海地方だけでなく、関東で開かれるライブにも足を運ぶ。「のりのいい歌から、社会に訴えかけるメッセージの入った曲まである。幅の広さが魅力」と話す。

 ■箏つまびき精神集中 吉田里江さん(49)民新

 母から習った箏を弾くのが「何よりもほっとする時間」。澄んだ音色を聴くと「心がすがすがしくなる感じがする」という。社会貢献活動を続けてきたアジアの国々でも披露し、絶賛を浴びた。

 「腕を鈍らせてはいけない」と、選挙期間中も滞在先に箏を持ち込んで、隣室に気を配りながら毎日練習を欠かさない。寝間着に着替えてからの十五分間は、東京・浅草寺で購入したお香をたいた中で、精神を箏に集中させている。

◆3区

 ■睡眠でリフレッシュ 園田康博さん(47)民元

 寝ることが一番のリフレッシュ法。風呂やシャワーに入った後、ベッドで横になれば簡単に寝付くことができる。「マッサージとかしなくても、すっと眠れるんです。枕が変わってもあまり気にならない」

 普段は、法律の専門書を就寝前に読む時間を大事にしている。ただ、選挙中は睡眠時間が一日四時間くらいになりそうで、「あれこれと考えてしまう読書は寝付きが悪くなる。選挙中はおあずけにしときます」

■独自のレシピで料理 服部頼義さん(56)共新

 「ものづくり」が趣味。大学の理系学部出身で、設計会社に勤めていた経験があり、集中して何かの作業をするのがストレス発散法だ。

 料理が好きだというのも、ものをつくるという要素が入っているからこそ。マロングラッセやリンゴジャムといった甘い物も得意分野。独自のレシピにもたびたび挑戦し、「オレンジジュースで炊いたご飯」は酢飯のような味に仕上がったが、家族からの評判はイマイチだったとか。

 ■スマホで孫と“対面” 武藤容治さん(59)自前

 趣味の映画観賞は選挙期間中は封印。この間、疲れを癒やしてくれるのは、生後七カ月の孫息子だ。

 長女が毎日、スマホに送ってくる写真には元気な姿がいっぱい。今日はどんな表情を見せてくれるのかが何よりの楽しみで、「本当にかわいいんだ」と、この時ばかりは“おじいちゃん”の顔。

 お気に入りの一枚は、両手を上げたバンザイのポーズ。「選挙がんばれ」のメッセージも添えられ、「疲れも吹っ飛ぶよ」。

◆記者の一言

 仕事終わりの“一杯”が何よりの楽しみ。デスクにしかられた時、記事を読者に喜んでもらえた時。キンキンに冷えたビールをのどに流し込めば、つらさは半分、うれしさは倍増だ。周りからは「女子力が低い」なんて言われるけれど、いいじゃん。これで「明日も頑張ろう!」とエネルギーがみなぎってくるのだから。

 選挙戦も折り返し点。候補者はみんな、当選後の祝杯を心待ちにしているのだろう。思い思いのリラックス法で充電し、最後まで走り切ってほしい。 (嶋村光希子)