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岐阜ニュース

<候補者点描> 4区

 上から届け出順。

◆囲碁で心身を健康に 伊嶌明博さん(63)=共新

 二十年以上、小中学校の教諭を務めた。教育環境をより良くしたいと政治に関心を抱き、高山市議を四期十六年務めた。教育にかける熱意は人一倍。「教え子たちを戦場に送らせない」と集団的自衛権の行使容認の撤回を強く訴える。

 前回衆院選でふれていなかった特定秘密保護法を成立させた安倍政権を「暴走している」と批判する。「与党と似通った政策を掲げる他の野党では止められない。政治を変えられるのは、市民と同じ目線で一貫した主張をする共産党だけだ」

 アベノミクスによる景気回復も地方では実感がない。「消費税をむしろ減税して、庶民を応援するべきだ」と暮らしに密着した政策の実現を目指す。

 四十年以上続ける囲碁は、三段の腕前。「心が落ち着く。健康にもつながる」という。身に付けるネクタイやシャツは、全て妻(62)が選んだもの。三十年以上連れ添う最愛の人が選んだ「勝負服」で国政に初挑戦する。 (酒井翔平)

◆剣道で感謝の心培う 今井雅人さん(52)=維前

 「アベノミクスの影の部分を是正する政策が必要だ」

 株高の恩恵を受けた富裕層と、非富裕層。大企業と、原材料費の値上がりに苦しむ中小企業。そして人を集める大都市と、地方。安倍政権の経済政策が「三つの格差」を広げたと指摘する。急務と主張するのは、小さな企業への支援や所得の再分配の促進だ。

 理想は「住民に近い政治」。地域に合った政策には中央からの権限分散が欠かせないため、道州制による地方の自立を目指す。

 「政治の正常化」も願う。政治とカネの問題で荒れた解散前の衆院で、予算委員会で疑惑の追及をした。政治資金の透明化を図ってこそ、政治への信頼が回復すると信じる。

 息抜きは、小学高学年で始めた剣道。七段の腕前は、指導者と体を打たせてくれた練習相手のおかげ。学んだ「感謝の心」は、貴重な財産だ。「自分を律して、いろんな人を尊重する。政治家としても大切な姿勢です」 (藤沢有哉)

◆趣味の油絵は無心で 金子一義さん(71)=自前

 地方の景気回復が最優先の課題。アベノミクスの効果を地元にももたらすことが大切と説く。「大手企業は好循環になれば、ほっておいても循環していく。地方は自立的には動けない」と中小企業の支援策を見据える。

 東海北陸自動車道など有料道路の通行料の割引で負担を減らしたり、住宅をリフォームした人などがもらえるエコポイント制度を復活させたり。「地元の工務店、家具店などにお金が落ちる。公共事業も確保する」と話す。円安による燃費高騰への対策も描く。来年度の予算編成では、積極的な財政に取り組みたい考えだ。

 元衆院議員で父の故・一平氏の地盤を引き継ぎ、国会議員となって四半世紀が過ぎた。節目の十選に挑む。

 気分転換は趣味の油絵。衆院議員会館にも飾ってあるという。「時間が空いたら描く。その時はまったくの無心ですよね」。当選後、地方経済をどうてこ入れするか。その“絵”も頭の中で描いている。 (清水裕介)

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