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岐阜ニュース

<候補者点描>3区

上から届け出順

◆勉強が趣味の法学者 園田康博さん(47)=民元

 集団的自衛権行使容認の解釈改憲に踏み切った安倍政権を「明確な憲法違反」と批判する。憲法を研究していた法学者として「九条はどう読んでも個別的自衛権しか認めていない」と言い切る。

 最重視する政策は、社会保障の充実。年金制度を安定させ、子育て環境を整えることが「何よりの経済政策」だと思う。一方、アベノミクスは富裕層ばかり潤わせるから「持続可能ではない」。

 二〇一二年まで衆院議員を三期務め、菅内閣では福島第一原発事故の担当政務官に。「何とかしろ」という被災者の言葉が今も耳に残るという。落選後も東北に足を運んだ。「国会でもう一回働きたい」。この気持ちが再挑戦への原動力になった。

 この二年間に多くの有権者と語った。高校の授業料無償化など民主党政権の成果が理解されていないと痛感した。

 趣味は勉強。法律の専門書を開く就寝前が、最も落ち着く瞬間という。

 (大島康介)

◆料理で毎日気分転換 服部頼義さん(56)=共新

 消費税増税の中止と、内需中心の経済への転換を掲げる。円安による物価高で実質賃金が下がっている現状を踏まえ、「所得を増やして経済に還元する。正社員が当たり前の社会に戻したい」。独自に集めたデータを元に、社会保障制度の在り方にも言及する。

 集団的自衛権の閣議決定に危機感を募らせる。「戦争を前提とした外交ではなく、平和の仕組みづくりを進めるべきだ」と憲法九条を生かした外交政策を唱える。

 妻の実家の米作りを手伝っており、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加にも強い違和感を抱く。「農業は日本の歴史そのもの。交渉から離脱し、国土を守らなければ」と訴える。

 気分転換は、毎日している料理だ。「大抵のメニューは作れる」という腕前で、夕飯はもちろん、娘の弁当も欠かさず用意している。「娘の言うことには逆らえない」。家族の話になると、いつも満面の笑みが広がる。

 (大野雄一郎)

◆映画と散歩で元気に 武藤容治さん(59)=自前

 「地方が元気になってこそ日本の将来がある」

 二〇一二年の前回衆院選で掲げた経済再建は、東京などの都市部で進みつつある一方で、地方への波及はまだ道半ば。ローカルアベノミクスを進めていくべきだと主張する。

 市街地から山間地まで幅広い3区で、最も訴えたいのは、中小企業の支援。燃料や原材料の高騰で「仕事自体は増えてきているが、もうからない」。航空宇宙などの先端技術産業を支える下請け企業への設備投資支援が地方を元気にすると信じる。物流のインフラ設備の拡充も必要だ。

 商事会社を営んでいた経験から大切だと感じるのは、人との巡り合い。「商売は悪い時は悪い。自分は痛みを知っているからこそ、それを政策に生かすことが使命」と力を込め、中小企業向けの相談役をつくることを提案する。

 趣味は映画観賞。健康づくりも兼ねたウオーキングは地元を精力的に回る元気の源だ。

 (織田龍穂)

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