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岐阜ニュース

<候補者たちの衣食住>1区、3区 ファッションにこだわる

 2日に公示された衆院選。選ぶ側としては、候補者たちの訴える政策はもちろんだが、その素顔や人柄も知りたいところ。そこで、1区と3区に立った皆さんに、衣食住とリラックス法について聞いてみた。そのこだわりから意外な素顔が見えるかも。まずは「衣」から。(届け出順)

◆1区

■赤やピンクは着ない 野田聖子さん(54)自前

 「赤やピンクは着ないのがこだわり」ときっぱり。

 高校まではサッカー、大学では競技スキーに熱中した“体育会系女子”で、学生時代はもっぱら「Tシャツとデニム。おしゃれとは縁遠かった」と話す。

 「トラウマ」と振り返るのが、最初の選挙だった一九八七年の県議選。「女性らしさをアピール」という指示で、赤いジャケットばかり着させられた。それからは「仕事で目立つことが大事」と、ダーク系の服で通す。

■赤一色で上着類統一 大須賀志津香さん(55)共新

  選挙戦で身にまとう上着類は、すべて赤。屋内用のジャケットや防寒用のダウンジャケット、雨具まで赤一色で統一している。

 普段着はチェック柄が多いと言い、赤を着ることで「自分のスイッチが入り、気持ちを奮い立たせてくれる」のだとか。

 暖色系が好きだが、中でも赤は地方議員時代も選挙などに臨む際にも選んできた“勝負色”。「中途半端が嫌いな性格。やる気と熱意を色でも伝えたい」と意気込む。

■ピンクで運気も上昇 吉田里江さん(49)民新

 陣営のカラーでもある濃いピンクのダウンジャケットがトレードマーク。「色が明るいから運気も上がるような気がする」とお気に入りで、パンツもピンクで合わせる日も。支援者が「服で分かったよ」と、遠くから駆け寄ってくれる効果も。

 暑さよりも寒さが苦手で「気候だけ考えれば(前回出た)昨夏の参院選の方がやりやすかったかも」。さらなる寒さに備え、重ね着用のダウンも準備したが、こちらはコーディネートを考えて白とか。

◆3区

■白いワイシャツ基本 園田康博さん(47)民元

 スーツやネクタイなど、身に着けるものは妻に全て選んでもらうため、こだわりは全くない。洋服を一緒に買いに行くということもなく、サイズを把握している妻に任せきっているとのこと。

 これは結婚当初からで、大学講師だった新婚時代、妻にただ一つ注文したのが「白いワイシャツを基本にして」ということ。堅実なスタイルが好みで、政治家になってからも、白のシャツに紺や黒のスーツを合わせるスタイルを貫いている。

■娘からネクタイピン 服部頼義さん(56)共新

 シンプルな銀色のネクタイピンを必ず身に着けている。二年前の父の日に三人の娘から贈られたもので、「朝着替える時にこれを付けると、ほっとした気分になるんだよ」。張り詰めた気持ちを落ち着かせて、演説などに臨むための“お守り”だ。

 「上にたくさん着込むと動きづらいから」と、基本的にスーツで活動する。寒さ対策は保温性の高いインナーのみだが、「これくらいの寒さなら平気」とニコリ。

■青ジャンパーを貫く 武藤容治さん(59)自前

 二〇一二年の選挙から着ているのが、イメージカラーにも選ぶ青色のジャンパー。毎週月曜の朝、駅前などで続けてきた普段の街頭演説でも、これを羽織ってきた。

 「クリアな印象だから、もともと青が好き」なのが選んだ理由。ただ、公示後の朝晩は厳しい冷え込みで、これ一枚だと「ちょっと寒いね」と笑う。対策として、薄手のダウンジャケットをもう一枚着込むが、あくまで青ジャンパーの下。「武藤の青」は譲らない。

    ◇

 学生時代は野球に打ち込む体育会系で、学生服しか着てなかったが、ファッションには興味があった。肩幅があるせいで、気に入った服をなかなか着られなかったのはつらかったけれど。

 ただ、持っている服は地味な色合いがほとんど。靴下やベルトなどで明るい色をこっそり使い、「控えめな主張」で満足している。時々、そんな「こだわり」に気付いてくれる人がいて、ちょっと恥ずかしく、でもうれしい。候補者の皆さんも、きっとそんな気持ちなのかも。

 (磯部旭弘)