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岐阜ニュース

冬空に第一声

 自民党が政権復帰を果たした総選挙から二年。安倍晋三首相の政治戦略といわれる突然の解散をへて、衆院選が二日に公示された。首相は自らの経済政策「アベノミクス」を最大の争点とするが、この国の行く手には安全保障や原発再稼働などの難題も待ち受ける。有権者は、安倍政権のこれまでの歩みをどう見極めるのか。中部地方でも候補者たちが師走の街へと走りだし、冬空に第一声を響かせた。

◆岐阜3区

 二年前の衆院選で議席を奪い返した自民前職武藤容治さんと返り咲きを狙う民主元職園田康博さん、共産新人服部頼義さんが争う。武藤さんと園田さんの対決は四回連続。県内の全五選挙区を自民が独占する“保守王国”に風穴は開くか。

 三人はそれぞれ各務原市内で出陣式。イメージカラーの青いジャンパーを羽織った武藤さんは「アベノミクスは日本の経済を着実に良くする兆しを見せている。必ず、皆さんの懐を温かくする」と声を張り上げた。気温六度と本格的な冬の到来を告げる朝。「風邪ひかないで」の支援者の声を背に、選挙カーに乗り込んだ。

 園田さんは清廉さをイメージした白のスポーツウエア姿で第一声。「前回は私の力不足で、皆さんの声を国政に届けられなかった」と、まずはおわび。「アベノミクスは失敗の方向に突き進んでいる。何としても止めなければ。絶対に国政に復帰します」と誓い、十秒近く深々と頭を下げた。

 服部さんは「安倍内閣の二年を審判する選挙。暴走にストップをかけよう」と、消費税再増税の中止や社会保障制度の見直しを主張した。