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岐阜ニュース

計14人が出馬表明 民主2、4区で擁立断念

<各選挙区 対決の構図(敬称略)>

 十二月二日公示、十四日投開票の衆院選に向けて、県内五つの小選挙区では計十四人が出馬の意向を示し、対決の構図がほぼ固まった。自民、共産両党は全選挙区に候補者を擁立したが、民主党は2、4区で擁立を断念し、一九九八年の結党から初めて、県内小選挙区で空白区を出すことになった。 (衆院選取材班)

■1区

  岐阜市・旧柳津町除く

野田 聖子54 自前(7)

吉田 里江48 民新

大須賀志津香55 共新

 八選を目指す野田に、衆院選初挑戦の吉田と大須賀が挑む。全国的に珍しい「女性対決」となりそうだ。

 元党総務会長の野田は、集会や支援者回りを重ねる。選挙期間中は県外への応援も多く、組織固めを急ぐ。

 昨年七月の参院選岐阜選挙区にも挑戦した吉田は、労組回りのほか、駅前での街頭演説で支持拡大を目指す。

 県議の大須賀はスーパーなどで街頭演説。アベノミクスを批判し、安保政策の見直しや原発ゼロを訴える。

■2区

  大垣・海津市、養老・不破・安八・揖斐郡

棚橋 泰文51 自前(6)

森桜 房義58 共新

 民主が候補者の擁立を断念し、現時点では棚橋と森桜による一騎打ちの構図。

 棚橋はミニ集会で経済対策の継続や地方創生を強調。幹事長代理としての党務で地元入りが少なく、支援組織の引き締めに力を注ぐ。

 二〇〇〇年以来二度目の挑戦となる森桜は、街頭演説で政権を批判する。消費税増税の中止や原発再稼働反対を強調し、反自民票の取り込みを狙う。

 ほかに、前回落選した元衆院議員も出馬を模索している。

■3区

  岐阜市の旧柳津町、関・美濃・羽島・各務原・山県・瑞穂・本巣市、羽島・本巣郡

武藤 容治59 自前(2)

園田 康博47 民元(3)

服部 頼義56 共新

 四回連続となる武藤と園田の対決に、前回に続いて服部も加わる。

 前回を制した武藤は九月には総務政務官に就任。地元の支援企業を熱心に回り、中小企業への支援充実の必要性を強調している。

 民主政権時に環境副大臣を務めた園田は、落選した前回より三万票多い十万票の獲得が目標。社会保障の充実を訴えている。

 二回目の挑戦の服部は、消費税増税の中止などで「自民に対抗できるのは共産だけ」と唱えている。

■4区

  高山・美濃加茂・可児・飛騨・郡上・下呂市、加茂・可児・大野郡

金子 一義71 自前(9)

今井 雅人52 維前(2)

伊嶌 明博63 共新

 十選を狙う金子に、前回は比例復活した今井、新人の伊嶌が挑む。小選挙区での出馬を見送った次世代の党前職の藤井孝男(71)支持層の動向も注目される。

 金子は、地方の景気底上げが重要と強調。かつて自民に所属した藤井が比例代表東海ブロック単独で出馬することについて、陣営は「自民票が割れにくくなる」と見る。

 前回は、同じ日本維新の会(当時)所属だった藤井から支援を受けた今井。「アベノミクスで格差は広がる。軌道修正を」と早朝から街頭で訴える。

 集団的自衛権の行使容認の撤回を求める伊嶌は、高山市内で街頭演説を重ねつつ、美濃加茂市や可児市も街宣車で回る。

■5区

  多治見・中津川・瑞浪・恵那・土岐市

古屋 圭司62 自前(8)

阿知波吉信51 民元(1)

鷹見 信義68 共新

 古屋と阿知波は四回目の対決。二〇一二年と〇五年は古屋、〇九年は阿知波が制した。元中津川市議の鷹見は衆院選に初挑戦。

 古屋は支援者回りが中心。国土強靱(きょうじん)化担当相の実績を強調し、リニア中央新幹線を生かした街づくりを訴える。

 阿知波は街頭や集会で、地元に多い中小企業を重視する政策を訴える。党の有力者が応援に駆けつけている。

 鷹見は恵那、中津川両市を中心に街頭で演説。消費税増税の中止や原発ゼロ、リニア計画の見直しを唱える。