文字サイズ

岐阜ニュース

現職、新人 思惑さまざま 来春の県議選控え

 突然決まった十二月二日公示、十四日投開票の衆院選に対し、来春に県議選を控える現職、新人たちの反応はさまざまだ。自分の選挙準備が滞ると嘆く現職がいる一方で、知名度アップの好機と捉える新人もいる。

 衆院の解散風が強まった十一月中旬、自民党のある現職県議は、県議選に向けて党県連が製作したポスターを支援者たちに配った。だが、注意をひと言添えた。「衆院選が終わるまでは、張らないでくださいね」

 ポスターには、この県議と地元の衆院小選挙区の前職が並ぶ。公選法の規定では、衆院選が公示されると、立候補者が写ったポスターは衆院選用しか張ることができない。前職は小選挙区に出馬予定で、この県議は「せっかく用意したのに使えない」と不満顔だ。

 自民の別の現職県議は衆院選と日程が重なった集会を延期し「支援者も衆院選の手伝いで忙しい。県議選に向け自分の組織固めを本格化させたいのに…」。「忘年会は中座もやむを得ない」と言う民主党の現職も「衆院選の応援演説などで自分の名前をPRするつもりだが、候補者以外に有権者が注目してくれるんだろうか」と悩む。

 ただ、新人の出馬予定者からは、「顔と名前を売るチャンス」との声も。

 自民から出馬予定の男性は、地元で衆院選の立候補予定者が設ける事務所に常駐する予定。事務作業や演説会場の設営などを手伝い「大勢に顔を知ってもらうきっかけにしたい」。共産党から出馬する女性は既に、衆院選立候補予定者の集会で司会も務めており、「衆院選期間中はなるべく候補者と一緒に行動し、多くの人に自分の気持ちを伝えられたら」と意気込んだ。

 (衆院選取材班)