文字サイズ

岐阜ニュース

衆院選、各選挙区の情勢

◆1区 女性3人の戦い

 自民前職の野田聖子さん(54)と、共産新人の大須賀志津香さん(55)が出馬予定。民主も二十二日、新人の吉田里江さん(48)の擁立を発表する計画で、三人目の女性候補となる。

 野田さんは「政治とカネの問題で国会が空転していた。このタイミングも仕方ない」と、突然の解散にも淡々。衆院本会議の後は議員会館で来客対応に追われ、慌ただしく地元へ向かった。

 県議から衆院議員を目指す大須賀さんは早朝、名鉄岐阜駅前で政策を訴えた。「衆院選のせいか、政策チラシを受け取ってくれる人が多い。選挙では政策をしっかり訴える」と意気込んだ。

◆2区 民主擁立断念か

 自民前職の棚橋泰文さん(51)と、共産新人の森桜房義さん(57)が立候補を予定。

 棚橋さんは衆院解散後も党幹事長代理としての仕事をこなし、夕方になって党本部を後に。「経済回復のために全力を尽くす」と決意を述べた。「いよいよ戦いが始まったという心境」とは森桜さん。大垣駅前に立ち「庶民の暮らしを守る政治」の大切さを訴えた。

 民主は公示ぎりぎりまで候補者を探す方針だが、党県連幹部は「現実としては非常に厳しい」。他にも出馬を模索する動きがある。

◆3区 前回と同じ構図

 二年前の衆院選で戦った三人が出馬予定。自民前職の武藤容治さん(59)に、民主元職の園田康博さん(47)と共産新人の服部頼義さん(56)が挑む。

 「地方経済は厳しく、アベノミクスの正念場。背水の陣の思いで戦う」と話す武藤さんは、夕方には地元入り。武藤さんとは四回目の対決となる園田さんは、各務原市内の事務所のテレビで衆院解散の様子を見守り、「気合が入る。自民政権への疑念を訴える」。服部さんは関市などの街頭で「安倍政権の集団的自衛権の行使容認は、戦争を前提にした外交政策」と訴えた。

◆4区 4人目の可能性

 前回勝利した自民前職の金子一義さん(71)と、比例復活した維新前職の今井雅人さん(52)、共産新人の伊嶌明博さん(63)が出馬の意向を示す。

 「地方経済の回復が遅れている現状を変えたい」と気合十分に話す金子さんは、二十二日に地元に戻る予定。今井さんは「解散に大義がない」として、衆院本会議では恒例の万歳三唱をせず「安倍政権は延命したいだけ」。伊嶌さんは街宣車で高山市内を回って「増税中止や脱原発を訴えていく」と意気込んだ。

 前回は東海ブロック比例単独で出馬し当選した、次世代の党の前職藤井孝男さん(71)は、4区との重複で出馬するかを検討している。

◆5区 自民対決4度目

 自民前職の古屋圭司さん(62)と民主元職の阿知波吉信さん(51)の四回目となる戦いに、共産新人の鷹見信義さん(68)が加わる構図。

 古屋さんは「常に選挙の準備をしておくのは衆院議員の宿命。安倍総理の判断に従う」。選挙期間中は各地での応援も行う。

 多治見市などで支援者へのあいさつに回った阿知波さんは「選挙結果は、今後の庶民の生活を左右する。暮らしを守るための戦い」。

 中津川市議を四期務めた鷹見さんは解散を受け「増税で市民の暮らしが厳しくなり政府への不満がある今、躍進のチャンスととらえたい」と意気込んだ。

写真