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福井ニュース

候補者はこんな人 紙上応援演説 1区

 衆院選は後半戦に突入し、県内各地でも投開票の14日に向け、候補者たちの舌戦が続いている。街頭演説や個人演説会で考えを訴える場面は目にするが、日頃はどんな人たちなのか。“普段着”の候補者を知る人たちに、その人となりや魅力を語ってもらった。

 (上から届け出順)

◆毎日演説 生真面目さ 鈴木さん陣営

 「真面目だけが取りえ」。結婚三年目の妻綾菜さん(30)は夫の鈴木宏治さん(41)を一言でそう表現する。前回二〇一二年の衆院選で落選してからの二年間、毎日のように街頭に立ち、戸別訪問を重ねるのを見てきた。「決めたら、ずっとやり続けるのはすごい」と話す。

 生真面目さは日常生活にも表れている。机の上の物は全て置き場所が決まっている。朝起きると必ずインターネットをチェックし、街頭に向かう。一日をルーティン化しているから、羽目を外すこともない。

 時には福井市議の綾菜さんと政策論で、夫婦げんかになることもある。「でも…」。綾菜さんが続ける。「かわいいところもあるんですよ」。実は鈴木さん、甘い物に目がない。まんじゅうもチョコレートも大好物。最近は日本酒に豆乳を混ぜて飲むのがお気に入りだ。

 酒が弱いため、四月に生まれた長女愛ちゃん=同(左)=をあやしながら、自分が先に寝てしまう日も。「こんなに子どもにべったりになるとは思わなかった。二人がそろって寝ているのを見るとすごくかわいい」と綾菜さん。意外性も魅力のようだ。

 (高橋雅人)

◆気楽に会話 気配りも 稲田さん陣営

 三崎絹さん(73)、福井市=が稲田朋美さん(55)と出会ったのは二〇〇五年。初出馬の際に顔を合わせ「なんてパワーのある人なんだろうと思った」。ズックを履いて各地の運動会の会場などを飛び回り、稲刈りなどにもチャレンジする。一生懸命に地域へ溶け込む稲田さんの姿にすっかり心酔した。

 国会議員となっても「気楽に対話ができる人」だ。「子どもの話もするし、私たちの輪の中、生活の中に入ってきてくれる」。現在は五十以上ある稲田さんの後援会だが、特に早く発足した福井市麻生津地区後援会の会長を務める。引き受けた理由は「やはり同じ女性だから」。

 政界という男社会の中でも「女性の良いところを引き出している」と感じている。「(県内産の)眼鏡とかタイツを着用してくれる細やかな気配りは、女性ならではでしょう」と誇らしげだ。

 自身も一男一女の母親であり、建設会社役員や福井市ママさんバレーボール連盟会長として活躍。そうやって家庭でも社会でも奮闘するパワーの源は稲田さんだ。「見ていると頑張ってできる。(稲田さんが)かがみです」

 (桂知之)

◆はつらつおっかさん 金元さん陣営

 金元幸枝さん(56)の選挙カーのうぐいす嬢を務める山田文葉さん(48)、福井市。金元さんが衆院選に初挑戦した二十四年前の選挙で出会い「何て若くてはつらつした候補者」と好感を抱いた。以来、今回を含めて九回の衆院選で毎回、マイクを握っている。

 その中で見たのは飛び込み先の大企業で、物おじせずに社長と意見を戦わせたかと思えば窮状を訴えるお年寄りの手を握って目を潤ませる金元さん。「強くて温かい人だな」。内面も知り、応援する気持ちは強まった。

 こうした活動がきっかけで、共産党県常任委員の山田和雄さん(47)と結婚し、金元さんとは「家族ぐるみの付き合い」。「幸枝さんは、人間も体も大きくなった」と、ちゃめっ気たっぷりに語るのも、付き合いの長さと深さならではだ。

 「消費税が上がったから新発売のチョコを買うのを我慢したのとか、私たちと同じ生活者の目線」と評し「金元さんこそ、まさしく福井のおっかさん。頑張りがいがあります」と張り切る。ずっと見てきたからこそ分かる金元さんの魅力を伝えるため、選挙カーからの呼び掛け続ける決意だ。

 (北原愛)