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福井ニュース

議会よりも仲間の応援? 一般質問 登壇者少なく短時間

 降って湧いた師走の衆院選に、県内の地方議会が大きな影響を受けている。五日に開かれた本会議の一般質問は県議会、福井市議会とも午前中で終了。選挙運動支援で欠席する県議もおり、議場に低調なムードが漂った。

 五日の県議会。一般質問に立ったのはわずか三人だった。「三十年以上議員をやっているけど一般質問できないのは数えるほど」。民主系ベテラン県議は選挙戦で忙しく、質問をあきらめた事実を認め、ため息をついた。

 来春に統一地方選を控える議員たち。改選前の十二月は通常、有権者にアピールしようと質問者が増える傾向にある。しかし、今回は二日間で十二人。前回改選前の四年前と比べれば五人も減った。福井市議会でも同様。登壇した市議は改選後最少の十七人で、四年前より六人減った。

 低調さを示すのは人数だけでない。福井市議会の一般質問は大半が質問時間を使い切らずに終了。「選挙で国の動きが止まる。市側の答えも『国の動向を見て』が多くなる。そんな答弁いらない」。質問を見送った自民系市議が切り捨てた。

 静かな議場とは一転、慌ただしいのが場外だ。県議会のある会派は一般質問終了後、控室で選挙活動の打ち合わせ。民主系の県議も「年末で地区の会合もあるのにバタバタだ」とせわしない。

 「衆院選で負けたら統一地方選への影響も大きい。本気でやらないと、自分の選挙にマイナスになる」とは共産党の福井市議。

 一方で選挙戦とは距離を置くある県議は「選挙があるから県政報告会も自主規制しなくてはならない」と自身の政治活動が制限されることに不満を示した。

 (衆院選取材班)