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福井ニュース

<第一声> 1区

 上から届け出順。

◆鈴木宏治さん(41)維新 地方の現状進言が使命 

 福井市和田東二の事務所前で出陣式。第一声にたすきが間に合わず「急な選挙なのでばったばた」と苦笑しつつ「ここからはフルスピード、フル回転で走り抜けたい」と述べた。

 戸別訪問を続けたここ二年間で、人が住まなくなった山間地を目の当たりにした経験から「地方は厳しい状況に追い込まれている」と分析。「今の政治は常に東京目線で地方に恩恵がない」と安倍政権を批判した。

 返す刀では「安倍さんだけじゃなく、民主の海江田さんも維新の橋下さんも東京出身。地方の厳しく実直な生活を理解してくれる政治家が少ない」と政界全体に警鐘。「田舎者の代表として地方の現状を中央に言い続けなくてはならない」と使命感を語った。

 あられが降る中、支持者を気遣って演説は五分と短め。「最後の議席でもかまわないので、国政に送り出して」と支援を頼むと、たすきの到着を待って選挙カーに乗り込んで出発した。(高橋雅人)

◆稲田朋美さん(55)自前 農業を守り福井を守る

 名古屋市内での党候補者の応援演説に出向いた後、とんぼ返り。正午から福井市大手三の事務所前での出陣式で、嶺北四市の首長らの激励の言葉などが披露された直後に駆け付け「福井と日本に対する熱い思いを、原点に立ち戻って訴えていきたい」と、地元での第一声を放った。

 JAの中央会制度改革などをめぐり地元JAから不満の声もある中で「農業を守ることが福井と日本を守ることと思っている」と言葉に力を込めた。北陸新幹線の県内延伸に向けては「(敦賀開業の)三年前倒しを着実に決め、福井までの先行開業を目指したい」と宣言。党政調会長として、自身の選挙活動がほとんどできないこともあって「心は常に皆さんとある。皆さんに命を預けたい」と支持を訴えていた。最後には全員で「ガンバロー」を三唱。集まった支援者らと笑顔で握手を交わして選挙カーに乗り込み、新たに1区となった勝山市と大野市での遊説に向かった。(桂知之)

◆金元幸枝さん(56)共新 増税先送りでなく中止

 福井市二の宮五の事務所前でスタート集会に臨み「安倍政権の暴走をストップさせ、国民が主人公の政治に変えるチャンス。全力で頑張ります」と第一声を放った。

 アベノミクスに対しては「大企業や投資家がもうかっただけ」と切り捨てた。支援者から「景気いいなんて実感ないぞ!」と声が掛かると「10%への消費税増税は先送り実施ではなく、絶対に中止」と宣言。過去八回の衆院選でも一貫して消費税反対を訴えてきており「このままでは、国民の暮らしが壊されてしまう」と、強い危機感を示した。

 「社会保障の充実と景気回復のために必要なのは、大企業や資産家が力に応じた税金を払い、労働者の賃金をアップさせること」。党と自身が主張する日本再生の道筋をアピールした。集団的自衛権の行使や原発再稼働問題についても「安倍政権の暴走」と批判。「大事な分かれ道となる選挙」と気合を込め、遊説へと出発した。(北原愛)