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福井ニュース

解散後初の日曜日 陣営、本格始動

 衆院の解散後、初めての日曜日となった23日、9日後に迫った衆院選公示に向け、前職や既に準備を進めていた県内の立候補予定者が活動を本格化させた。各市町を回って政策を訴えたり、選挙事務所で自分を支えるスタッフを激励したり。師走の決戦を控えた街が早くも慌ただしい選挙ムードに包まれた。

◆1区自前、稲田さん 限られた時間を有効に

 稲田朋美さん(55)=自民前職=は解散後初めて福井入りした。政見放送収録に臨んだり、選挙事務所の開設準備を進めるスタッフを激励したりした。二十二日には岩手県での遊説に出向くなど、党政調会長としてなかなか福井に戻れないだけに「久しぶりに地元に入り、思わず涙が出た」と話した。

 今後も地元に帰って活動できる時間は限られるが「自分の居場所はここだと再確認できた。選挙戦では初心に戻って福井や日本に対する思いを訴えていきたい」と、意気込みを新たにしていた。

◆1区維新、鈴木さん 祭りで妻と名刺配り

 新1区で立候補予定の鈴木宏治さん(40)=維新新人=は旧2区を中心に回った。午前中はあわら市内の祭り会場で、妻で福井市議の綾菜さん(30)とともに関係者や来場者にあいさつ。地元の農産物が並ぶ模擬店を回り、名刺を配った。

 短時間ながらハンドマイクで演説し「若い人が地元に帰ってこられる世の中にしていかないといけない」と強調。「地元の農業を守るためにしっかり政策論議をする必要がある」と農政に言及すると、来場者からは拍手が起きた。午後も坂井市などで支援者に協力を求めた。

◆1区共新、金元さん 催しの来場者と握手

 金元幸枝さん(56)=共産新人=は福井市光陽二の県社会福祉センターのイベント会場を訪問。子どもを連れた母親やお年寄りらの手を握り「消費税増税も年金削減もストップさせます」と約束した。

 「年金が減ってどうにもならん」「消費税が上がって生活はかつかつ」。会場にあふれる笑顔とは裏腹に金元さんに寄せられる声は切実だ。「弱い者いじめの政治を今こそ変えなければ」。自身の活動の原点をあらためてかみしめ、午後は街頭に立ち、増税反対や社会保障の充実、原発即時ゼロなどを訴えた。

◆2区自前、高木さん 心機一転で地盤固め

 高木毅さん(58)=自民前職=は二十三日午前、敦賀市曙町の気比神宮へ。氏子らとがっちり握手を交わし、和やかな雰囲気で支援を求めた。

 同神宮の責任役員として新嘗祭(にいなめさい)に参列後、新選挙区での選挙戦への意気込みを「頑張るだけです。どこ(の地区)もしっかりとやっていかないと」と力強く語った。

 午後は新しく加わった旧今立町(越前市)、従来の旧武生市(同)で市議らとあいさつ回りをした。二十四日は新しく加わった鯖江市を自民党県連の幹部と回る予定。

◆2区共新、宇野さん 朝から地元くまなく

 宇野邦弘さん(63)=共産新人=は党の宣伝カーで朝から地元の池田町を回った。町民を見つけると車から飛び降りて握手したり、チラシを配ったりして政策を訴えた。

 西角間など町内三カ所で街頭演説も実施。消費税増税には「富裕層や大企業に応分の負担を課すなど、消費税に頼らず社会保障の財源をつくる道はある」と語気を強めた。原発から自然再生エネルギーへの転換なども唱え「自民党政治と真っ正面から対決する党」として共産党をアピールした。午後からは鯖江市へも足を運んだ。

◆比例自前、山本さん 協力を打診

 小選挙区の区割り変更に伴い、比例代表北陸信越ブロック(定数一一)に回る山本拓さん(62)=自民前職。午後から党県連会長として執行部会に臨み「今回は比例代表で北信越全体の底上げを図る」と述べた。公明党県本部では小選挙区での選挙協力を打診した。

 同ブロック選出の助田重義さん(54)=同=は比例名簿登載を党本部に一任。現在は「全くの白紙」という。党県連の事務作業を手伝いつつ、県内の党関係者にあいさつ回りし、筆頭会長代理として党県連執行部会にも出席した。

 (衆院選取材班)