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福井ニュース

事実上の号砲 街へ東奔西走

 衆議院が解散された21日、約2年の在任期間を終えた県関係の自民前職4人は、再び国政の場に戻ることを誓い、国会を後にした。事実上の選挙戦に突入し、議席獲得を狙う県内の野党勢も、それぞれ活動を本格化させた。 (衆院選取材班)

■前職

◆新1区 自民・稲田さん

 新1区に挑む稲田朋美さん(55)は解散後、「大変身の引き締まる思い」と厳しい表情を見せ「日本の経済再生のためには安倍政権が進めてきた経済対策しかないことを訴えたい」と意気込んだ。自民党政調会長として自身はもちろん「多くの仲間が帰ってこられるようにも頑張りたい」ときっぱり。党本部前で選対役員としてセレモニーを終えた後、早速都内での仲間の応援演説に向かった。

◆新2区 自民・高木さん 

 新2区での出馬が決まった高木毅さん(58)は午前中から自民党国対筆頭副委員長などとして精力的に会合をこなし、本会議へ。解散に際し「突然な感じは否めないが、決まった以上戦い抜いて必ず戻る」と宣言。消費税増税延期などに理解を得ていくほか、「原発は安全を確保しながら適正に利用していくべきだということも訴えたい」と福井の課題への対応も誓い、二十一日中に福井へ戻った。

◆比例 自民・山本さん

 次期衆院選から比例代表北陸信越ブロックへ回る山本拓さん(62)は午前中、今後の対応を関係者と電話で打ち合わせするなどして過ごし、選挙戦へ“シフトアップ”。自民党県連会長として「県内を中心に、党の支持拡大を図りたい」と話す。消費税の問題については「なぜ増税する必要があるのか、有権者の耳に届くように党の政策を訴えたい」と強調。解散後、すぐに福井へ向かった。

◆比例 自民・助田さん

 同じく比例代表北陸信越ブロックの助田重義さん(54)は初当選の二年間を「地域の声を直接聞け、やりがいがあった」と感慨深げ。十月の衆院環境委員会では全国最多の原発が立地する地域・福井県を代表し、福島の事故を繰り返さないために原因究明の現状を政府に問いただした。今後は「自民党本部に一任するが、政治には携わっていきたい」と意気込んだ。二十二日から県内党関係者にあいさつ回りをする予定。

■新人

◆新1区 維新・鈴木さん

 新1区から出馬予定の鈴木宏治さん(40)=維新新人=は早朝に福井、大野市で街頭演説。「アベノミクスは失敗。地方に雇用を作り出すことが必要」と声を上げた。この二年間は戸別訪問などを重ね「若い人は現政権に批判的」と手応えも。「旧2区が問題」と新1区となったあわら、坂井、勝山、大野の四市で支持を広げる必要性を強調。午後は勝山市などで支援を求めた。

◆新1区 共産・金元さん

 1区では金元幸枝さん(56)=共産新人=も精力的に動いた。午前中に福井市などの街頭で消費税増税反対や原発即時ゼロを訴えると午後は坂井市の党丸岡支部で支援者に協力を要請。今回の衆院選を「安倍政権が国民に追い込まれた結果。原発や集団的自衛権、増税など身近な問題に決着を付ける機会」と位置付け「この日のために皆さんと活動してきた」と気勢を上げた。

◆新2区 共産・宇野さん

 2区から出馬する宇野邦弘さん(63)=同=は午前中は福井市の党県委員会事務所で、午後は選挙事務所にする越前市の党南越地区委員会事務所で、支持者に配るチラシの構成や街頭演説の日程を打ち合わせた。ここ数日は街頭演説などで各地を回り「アベノミクスへの不満と怒りが吹き出ていることを感じた。対立軸を持っているのは共産党だけ」と選挙戦へ気持ちを高めた。