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福井ニュース

自民、新1区に稲田氏  新2区に高木氏 山本氏は比例

 自民党は衆院小選挙区の「〇増五減」に伴う県内の現職三人の処遇を決め十九日、各氏と党県連側に正式に伝えた。十二月二日公示、十四日投開票の公算が大きい次期選挙では党政調会長の稲田朋美氏を新1区、元国土交通副大臣の高木毅氏を新2区の候補者とし、党県連会長の山本拓氏は比例代表北陸信越ブロックの単独候補として名簿登載順位を上位で優遇する。

 東京の党本部で、稲田、高木、山本の三氏と県連幹事長の田中敏幸県議が、茂木敏充・党選対委員長と面談して党側の方針を了承した。解散が二十一日に迫る中で県内自民党の戦闘態勢が整った。

 現職三氏はいずれも選挙区での立候補を希望したが、候補者調整は党本部に一任していた。この結果、山本氏が比例に回ることで落ち着いた。山本氏の次期衆院選の名簿登載順位は単独一位となる見通し。同じく「〇増五減」の対象県では、選挙のたびに小選挙区候補者と比例候補者を入れ替えて擁立する「コスタリカ方式」を導入したケースもあるが、福井では採用を見送るという。

 党の決定に稲田氏は「歴史と誇りある嶺北地方で、ずっと党を支えてくれた地域の代表として頑張りたい」、高木氏は「身の引き締まる思い。何としても勝利したい」と語り、選挙区に加わる地域への浸透を図る。

 山本氏は「与党として必勝を期すのが最優先。県連会長として新1、2区の必勝態勢を取る。円満な運営をするのが役割」と話した。

 「〇増五減」は「一票の格差」の是正が狙い。人口が少ない福井、山梨、徳島、高知、佐賀の小選挙区を現行の三から二に減少させる。(桂知之)