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愛知ニュース

寒風…お願いドキュメント 10区、9区

 衆院選は13日が運動の最終日。愛知9区と10区に立候補した計7人は冷たい風が吹きすさぶ中、最後のお願いに各地を駆け回った。候補者たちの姿を追った。12日間の選挙戦を終えた候補者たちの主張や思いは有権者に届いたのか−。

◆10区、鉢合わせも自己主張

 午前6時50分 無所属前職の杉本和巳さん(54)が一宮駅へ。東西南北の全ての入り口に人員を配置し、「最後までご支援を」と呼び掛けを開始。

 午前7時55分 一宮駅西口で杉本さんと民主新人の小林弘子さん(75)が鉢合わせ。杉本さんは「誰も来ないと思ったんだが」と東口へ移動。力強く声を張り上げる杉本陣営に、「私はマイペースでやります」と小林さん。

 午前10時25分 一宮市内のスーパーで共産新人の板倉正文さん(56)が演説。「だいぶ喉がやられてるが、全力で最後までやり切る」

 午前10時40分 新木曽川駅前で自民前職の江崎鉄磨さん(71)が演説。冷たい風の中で堂々と訴えるも、車に戻り「うまく舌が回らない」と苦笑い。

 午前11時 杉本さんの事務所を中村親方(元関脇琴錦)が来訪。「これまで中村親方が応援した候補で勝たなかった人はいない」との紹介に支援者が盛り上がる。

 午後4時半 一宮市役所の期日前投票会場は人が絶えない。「きょうは人が多いが、明日は冷え込みそうなので投票に来る人が増えるか心配」と選管担当者。

 午後4時50分 朝から強風の中で街宣を続けた小林さんが、事務所近くの美容院へ。きれいに整えられた髪を触って「普段は家で切っているから、四十年ぶりに来ました」と笑顔。

 午後7時 一宮駅前で杉本さん、板倉さん、小林さんが次々に演説。板倉さんは「力を合わせて大増税を食い止めようじゃありませんか」と繰り返した。

 午後7時45分 一宮市内の小学校体育館で江崎さんが演説。自身の最後の選挙だとして、「有終の美を飾らせていただきたい」と述べた。

◆9区 個人演説会で「おー」

 午前9時45分 自民前職の長坂康正さん(57)は、来年二月に予定される弥富市長選の立候補予定者の後援会事務所開きに出席。おはらいを受けた後、神棚に向かって「勝たせていただき、また地域のために頑張りたい」と祈った。

 午後1時 民主元職の岡本充功さん(43)は津島市内のショッピングセンター前で演説。手を振るお年寄りに「年金のことなど頑張ります」と応えた。

 午後3時半 共産新人の渡辺裕さん(34)は、支援者からもらったという白色のコートを着て稲沢市内のスーパー前で演説。気温は下がってきたが「これを着れば寒さで言葉が途切れることもない。毎日着たので汚れが目立ってきた」。

 午後5時 稲沢市役所で期日前投票をした市内の会社員男性(40)は「今回だけは何のために解散して選挙をするのか、最後までわからなかった。じっくり考えて選ぶ時間もなかった」。

 午後5時20分 蟹江町役場で選管の担当者は「期日前投票は前回よりも伸びるかもしれないが…。投票日の明日の天気次第では全体では過去最低となった前回と同じくらいに落ち着くのか」。

 午後6時半 岡本さんの個人演説会。「岡本を国会に送ろう」「明日は必ず投票に行くぞ」との司会に合わせ、集まった支援者らが「おー」とこぶしを突き上げた。

 午後7時 渡辺さんは休憩してから稲沢市の名鉄国府宮駅前ロータリーで演説。休憩中はJR稲沢駅近くの肉屋さんで買ったコロッケをほおばり、「特別な日のごちそうは、いつもここ」。

 午後7時45分 長坂さんは一宮市尾西庁舎での決起集会で「今日一日で選挙区全部を一生懸命回り、顔がぽーっと熱くなった。燃えているんです」。

(衆院選取材班)