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愛知ニュース

声からし最後の訴え 11区、14区 

 衆院選は十三日、選挙戦十二日間の締めくくりを迎え、愛知11区(旧稲武町区域を除く豊田市、みよし市)では自民、民主、共産の候補者が最後のお願いに走った。三人とも時間を変えて11区中心部の名鉄豊田市駅前に立ち、声をからして実現したい政策を訴えた。旧稲武町区域が含まれる14区の三人も最後の支持を訴えた。(上から届け出順)

【11区】豊田・みよし市

◆八木 哲也さん(67)自前

 自民前職の八木哲也さん(67)は午後四時すぎ、ロータリー前に止めた車の上でマイクを握った。「必勝」と書かれた鉢巻きを着けた八木さんは「アベノミクスはまだ道半ばだ。一丁目一番地のこの地から元気を発信し、日本をけん引しよう」と経済政策の継続を呼びかけた。

 政府と地元のつながりの重要性も強調。「皆の声を届けるため、細いパイプながらしっかり国につなげる。私の戦いはその一点だ」と訴え、拳を振り上げた。党本部から駆けつけた谷垣禎一幹事長の応援も受けた後、聴衆へ駆け寄って一人ずつ握手を交わした。

◆古本伸一郎さん(49)民前

 民主前職の古本伸一郎さん(49)は、午前十一時に、とよた参合館前で集会。トヨタ労組の組合員ら二千人(主催者発表)が周囲を埋め尽くす中、台の上でマイクを握った。

 選挙戦を「子どもの成長を見守りたい、将来家庭を持ちたいという多くの人の思いに触れた。その期待に政治はこたえているのだろうかと自問自答する毎日でもあった」と振り返り、「子どもたちへ、次の世代に受け継ぐ社会を実現したい。そのための力を貸してほしい」と呼びかけた。

 この後、みよし市の「アイ・モール三好」前でも集会を行い、力強く訴えた。

◆牧田 充生さん(60)共新

 共産新人の牧田充生さん(60)は、午後一時半から約一時間かけ、サンタクロースの格好をした支持者らと豊田市駅周辺を歩き、立ち止まっては最後の支持を訴えた。

 事前の報道で、与党が優勢であると伝えられていることに触れ、「今一番危険なのは、多数議席を取った与党が断行する憲法改正。集団的自衛権行使は、自分の愛する人を戦場に送ることになります」と訴えた。

 増税や大企業への優遇税制、原発の問題などに関し、対抗できるのは共産党しかないと論じ「安倍政権の暴走を止めるため、支持を」と拳を上げた。

【14区】豊川・豊田(旧稲武町)・蒲郡・新城市、北設楽郡

◆鈴木 克昌さん(71)民前

 民主前職の鈴木克昌さん(71)は蒲郡市など計三十六カ所でマイクを握った。蒲郡駅では「今回ほど厳しい選挙はない。このまま自民が大勝したら集団的自衛権の容認を閣議決定したような暴走が憲法にも及ぶ。止めるには野党が適正な勢力を持つしかない。必ず野党を再編して皆さんのお心を国会に届ける。あと一票を」と訴えた。

◆袴田 富治さん(62)共新

 共産新人の袴田富治さん(62)は蒲郡、豊川市などを回り、事務所前で最後の演説。「多くの人に支えられ最後まで訴え続けられた。安倍政権に対する『消費税10%をやめてくれ』『日本の平和を守って』といった声を受けた共産党が躍進することで、明るい日本を築きあげられるはずだ。ご支援をお願いしたい」と呼び掛けた。

◆今枝宗一郎さん(30)自前

 自民前職の今枝宗一郎さん(30)は豊川市内をくまなく街宣。事務所に戻り、「二年前を思い出してほしい。あれから希望が見えるようになった。この希望を手元で実感できるようにすることが地方創生。いま流れを止めてはいけない。時代を後ろに戻さないでほしい。勝利が確定するまで皆さんの支援をお願いしたい」と話した。

◆7万8000人が期日前投票 11区、県内選挙区トップ

 県選管の集計では、11区(小選挙区)の期日前投票者数は十二日現在で七万八千六人。選挙人名簿登録者数(三十七万七十七人)の21・08%が既に投票を済ませた計算になる。人数、割合とも県内15選挙区でトップだ。

 十四日の投票は、豊田市が集会所や交流館など百二十八カ所、みよし市は二十五カ所で、午前七時〜午後八時に受け付ける。14区の旧稲武町区域は一部で午後七時に締め切る。開票の結了は小選挙区が午前一時半、比例は午前三時半。小選挙区(11区)は午前零時前後に大勢判明の見通し。

(河北彬光)