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愛知ニュース

稲武地区、豊田市なのに14区 

 豊田市なのに、11区の候補者に投票できない地域がある。市北東部の長野県境に位置し、かつて北設楽郡に属した旧稲武町地区だ。

 北設楽郡時代から14区で、二〇〇五年の豊田市合併によって同じ市内で選挙区が異なる「ねじれ」が生まれた。以来、解消されない状態が続く。14区の中心は遠く離れた蒲郡市や豊川市で、今回もこの地区で選挙カーを見ることはまれ。選挙から取り残されている印象がぬぐえない。

 過疎化が進み、地域活性化には交流人口を増やすことが欠かせない同地区。稲武商工会の職員、松井弘光さん(53)は新伊勢神トンネル整備の問題などを挙げ「地元の候補者に直接思いを届けられないのは歯がゆい」ともどかしさを語る。

 農園を営む鈴木雅子さん(55)も、「この地域が11区になったら選挙が分かりやすくて良いのに」とねじれ解消を望んだ。

(作山哲平)