文字サイズ

愛知ニュース

6区で期日前投票増える 選管PR後手も市民に浸透

市役所1階に設けられた投票所で、期日前投票をする市民たち=12日午後、春日井市役所で

写真

 衆院選の投開票が十四日に迫る中、愛知6区の春日井、小牧、犬山市で期日前投票に足を運ぶ人が増えている。突然の解散で各選挙管理委員会のPRは後手に回っていたようだが、次第に浸透してきたとみる向きも。選管では、期日前投票の傾向が投票日まで続くのを期待する。

 今回と似たような時期にあった前回(二〇一二年)の衆院選は、全国の投票率が史上最低の59・32%だった。6区は57・37%とさらに低かった。

 前回、57・29%だった春日井市の選管では、公示日の二日から公共施設の窓口で、投票日などを記したポケットティッシュを市民に渡してPR。市役所と市民病院にある「かすがいシティバス」の運行状況を知らせる電光掲示板を通じて投票日を伝えるなどしてきた。十三、十四日には、広報車で市内全域を回って最後まで市民への周知を図る。

 今回は解散から投票日まで二十三日しかない短期決戦。市選管は「五月に行われた市長選のように、投票率を上げるために周到な準備ができなかった」と話す。

 ただ、期日前投票には十一日現在、一万四千九百七十五人が訪れており、前回同時期より千八百十二人多い。市選管では、投票日が近づいて選挙ムードが少しずつ広がり、市民に周知されるようになった期日前投票と連動してきたとみており、「十四日も同じように投票率が上がれば」と期待。「一票の積み重ねが政治を変えると考え、積極的に投票してほしい」と呼び掛けている。

    ◇

 前回の投票率が55・76%だった小牧市では、任期満了の選挙の場合、市広報に「選挙のお知らせ」を載せている。今回は急な解散で掲載が間に合わず、チラシを全戸に配布した。

 十一日現在、期日前投票をした人は六千七百六十四人と前回同時期より四百五十人増えた。前回は最終的に一万百一人が投票しており、市広報の担当者は「十二、十三日の金、土曜日にかなりの駆け込み投票があるのでは」と期待する。

 犬山市は前回60・87%と比較的高い投票率だった。十一日現在の期日前投票者数は四千七百七十四人で、やはり前回を九百八十一人上回っている。市は先の市長選と同様、期日前投票にコミュニティバスを使うと運賃を無料にするサービスを十二日まで実施した。前回の期日前投票の最終投票者数は六千三百人で、市選管は「このまま伸びれば七千人ペース。お出掛けのついでにぜひ投票を」と訴えている。

(衆院選取材班)