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愛知ニュース

戦いぶりと手応え、各陣営に聞く

 衆院選はあす14日に投開票される。候補者たちは有権者に最後まで熱く政策や公約を訴えている。愛知8、7区の候補者の戦いぶりを戦終盤の手応えとともに陣営幹部に聞いた。(上から届け出順)

【8区】

◆自前・伊藤忠彦候補陣営 国政での奮闘訴え 

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」の強力な推進を軸にした経済対策に加え、農林水産業の振興策や防災対策を訴え、候補が日本と知多半島の未来に不可欠な存在であることを強調してきた。

 選挙の大義を問う声に対しては、本格的な景気回復に向けた消費増税先送りの必要性を丁寧に説明し、安倍総理の決断に理解を得られたと思う。候補の在任中、政務官の兼務などで選挙区を空けることが多かっただけに、国政の場での奮闘ぶりを懸命に訴えた。

 過去の選挙の得票数は、おおむね十一万〜十二万台と大幅な増減がないだけに、無党派層への浸透による票の上積みが重要。投票率の低下が懸念されるが、60%に少しでも近づくことを望みたい。

◆民元・伴野豊候補陣営 愚直に思いを伝える 

 報道を見ると、序盤は伊藤さんよりやや劣勢だった。今回は一対一の選挙だと思っている。二年前の選挙で「未来の党」に流れた票をいかに取り戻せるかが鍵となる。

 本人は真面目で派手なパフォーマンスは苦手だが、街頭で愚直に思いを伝えている。特に若い世代が多く住む地域を回り、一人でも多くに顔と名前を覚えてもらい、訴えを聞いてもらうよう努めている。前回に比べ有権者の反応は温かく、票を取り戻しつつある実感はある。フェイスブックなども使い、無党派層へのアピールも積極的にしてきた。

 投票率は高いほど有利だが、今回は低いといわれる。60%近くまでいくことを期待しているが、55〜56%ほどと予想している。

◆共新・長友忠弘候補陣営 格好つけず党理念を

 街頭で演説する候補者に握手を求めてくる聴衆もいる。これまでの選挙より、訴えが確実に響いていると感じられる。他党のように有名な弁士を招くことはせず、候補者一人の演説が多いが、格好をつけずに党の理念をきちんと訴えている。

 急に決まった選挙で準備期間も短かった。演説する順路の決定など実務面でてんやわんやもあった。でも、共産党にとって今回の選挙ほど戦いやすい選挙はない。

 自民と共産の対立軸がはっきりし、第三極は影が薄くなった。共産が反自民の受け皿になり得る状況になってきた。そこでどれだけ訴えを尽くせるか。「政治を変えるチャンスが来た」ということを最後まで候補を支えてアピールする。

【7区】

◆自前・鈴木淳司候補陣営 アベノミクス推進訴え

 手応えが分からない厳しい選挙。新聞各紙の情勢調査もばらつきがある。投票率は55〜57%か。一票でも多く積み増したい。

 政策を比べる有権者が増えたためかパンフレットの受け取りは増えた。「アベノミクスは道半ば。小規模零細企業にも効果が行き渡るように取り組む」と訴えてきた。最終日も精力的に訴えたい。

◆民元・山尾志桜里候補陣営 ママフェストに好反応

 子育て支援の充実を掲げる「ママフェスト」の反応は良い。

 投票率は高くなってほしいと願いを込め57%程度を予想。浮動票をいかに引き込めるかが重要だ。ぜひ投票に足を運んでほしい。

 最終日は全域をくまなく回る。報道は自民党圧勝と予想するが、何としても歯止めをかけたい。総力を結集して議席奪還を目指す。

◆共新・郷右近修候補陣営 増税反対…共感広がる

 ここ十数年で最も手応えを感じる。消費増税や集団的自衛権の行使に反対し、反原発を掲げる姿勢に「安倍内閣の暴走を止めるには共産しかない」と共感が広がっている。

 自民有利とされる中、自民以外に投票したいとの流れもあるようだ。「新しい政治を築きたい」と訴え、投票率を大幅に向上させて勝利につなげたい。