文字サイズ

愛知ニュース

投票率、各陣営「下がる」 12、13区は55〜62%と予想

写真

 衆院選は十四日の投開票まで残り一日となった。愛知12区(岡崎・西尾市、幸田町)と愛知13区(碧南・刈谷・安城・知立・高浜市)の各陣営にとっては、勝敗の行方を左右する投票率も気になるところ。どの陣営も前回よりは下回るとみており、「60%前後」の予想が多い。

 【12区】

 前回63・85%だった12区は有権者の反応がいまひとつ。各陣営は投票率の低下を懸念する。前回八万二千票を集めた民主前職の中根康浩さん(52)が比例に転出し、中根さんを支持する有権者の投票行動が不透明なだけに、どの陣営も票の掘り起こしに躍起だ。

 自民前職の青山周平さん(37)の陣営幹部は「急な選挙になったが、期日前投票が前回より伸びている」と60%前後を予想。保守層の支持を基盤に、推薦を受けた公明の組織票を加え「前回の九万一千票からどれだけ上積みできたかが勝負」と緊張感を高める。

 維新前職の重徳和彦さん(43)の陣営幹部は「前回より7〜8ポイント落ちるのでは」と55%程度を予想。民主との間で実質的な選挙協力はなく「前回は維新への風や自民の勢いを感じたが、今回は街頭の反応があまり良くない」と心配する。

 共産新人の牧野次郎さん(56)の陣営幹部は「前回や前々回のように新しい政党への期待感がない」と投票率の低下を懸念する。ただ、政権への不満はくすぶっているとみて「受け皿になれるのは共産党しかない」と力を込める。

 【13区】

 前回64・14%だった13区は、自民と民主の前職同士が接戦を繰り広げる。共産の新人も含め、浮動票を引き付けたい各陣営は、いずれも60%台は堅いとみる。

 自民前職の大見正さん(56)の陣営幹部は61〜62%と予想。「前回より下がると思うが、13区は全国平均の投票率よりは高くなる」と根拠を挙げる。「選挙戦前半は有権者の関心が低かった印象だが、後半に入り徐々に高まってきたと感じる」

 民主前職の大西健介さん(43)の陣営は60%前後を予想。大西さんを支える労働組合の組織票は低投票率で存在感を増すが、陣営幹部は「地域での活動はまめにしてきた。特定政党を支持しない人もこちらを選んでくれるはずだ」と自信を示す。

 共産新人の宮地勲さん(60)の陣営幹部は60%前後と予想。「解散から選挙戦突入までの期間が短く、選挙ムードが高まっていない」と分析するが、「それでも政権を変えるチャンス。有権者には投票に行ってほしい」と呼び掛ける。