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愛知ニュース

激戦区残り1日、応援に熱

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 十四日の投開票まであと一日となった衆院選。全国有数の激戦となっている県内選挙区に、各党がトップや幹部らを連日のように送り込み公認候補の応援合戦を繰り広げている。「大物政治家」の知名度によって、もう一段の支持拡大を狙っている。

■与党

 八日に安倍晋三首相が、五期連続で民主が議席を確保する11区に乗り込み、地元の自民公認候補への支援を訴えた。トヨタ自動車が今月発売予定の燃料電池車を挙げ「円高が続いていたら、トヨタはとても県内の工場で燃料電池車を造れなかったでしょう」と語り、アベノミクスによる円安効果を強調した。

 公明は、比例東海ブロックで立候補している前職の伊藤渉県本部代表が六日に、9区の自民前職の演説会に「友党」として助太刀に。稲沢市内でマイクを握り「自公政権で景気の回復に取り組んできた。景気が良くなれば、国、県、市の税収も安定してくる」と自公政権の実績と継続を訴えかけた。

■野党

 劣勢からの巻き返しを狙う民主は、海江田万里代表が十一日、名古屋・栄の街頭で声をからした。「もうけた企業のおこぼれを(一般の人々が)もらうというのは、私たちと根本的に発想が違う。人への投資が大切」とアベノミクス批判を展開。「自民に対抗できるよう民主の議席を増やして」と絶叫した。

 躍進が予想される共産は、志位和夫委員長が五日に名古屋駅西口で「自共対決こそ本当の対立軸だ」と強調。集団的自衛権の行使容認に「米国と海外で肩を並べて戦争することになる」と反発し、原発再稼働にも「一年二カ月もの間、国民も企業も省エネし、原発ゼロでやってきた」と批判した。

 愛知1区と比例東海で議席獲得を目指す社民は、吉田忠智党首らが応援入り。九日には名古屋駅前で福島瑞穂副党首が演説し「憲法を守れ」と、集団的自衛権の行使容認に反発。沿道の人らに手を振り、「安倍内閣最大の問題点は国民の声を聞かないこと。一人一人の一票が暴走をストップできる」と語り掛けた。

■第三極

 「国会で生ぬるいことをやれば僕らはワーワー騒ぐし、こうやって全国行脚します」。4区の維新元職の応援に駆け付けた橋下徹共同代表は、三日に名古屋駅前で声を上げた。国会議員の高給ぶりなどに触れ「国民の負担ばかり増やして、自分らは左うちわ。永田町の感覚は狂っている」と熱弁を振るった。

 次世代は九日に名古屋市西区のホテルで開いた集会に、園田博之顧問が駆け付けた。「今のままでは地方に好景気が来ることはない。零細企業や農業、漁業、林業にプラスになる規制緩和を進めるべきだ」と主張した。会場は多くの支持者で埋まり、各選挙区と比例の新人候補が紹介され、決意を述べた。

 減税は河村たかし代表が地盤の愛知1区で連夜、地区ごとの集会を開催し、新人候補を支持者に売り込む。九日に東区であった個人演説会では候補者を「わしと違って、品のいい男」と持ち上げ、聴衆を笑わせた。「名古屋は市民税を減税し、福祉を充実させている」と、消費税の増税を反対した。

(衆院選取材班)