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愛知ニュース

注目を集める工夫は 8区

 衆院選に臨む愛知8区(大府市を除く知多半島四市五町)の三候補の陣営は、いかに票を取り込むか知恵を絞る。訴えに耳を傾けてもらうため、統一した色で目を引く「陣営カラー」を取り入れたり、手作りのグッズで親近感をアピールしたりするなどアイデアでも戦っている。

 (上から届け出順)

◆緑色 15年前から一貫 伊藤忠彦さん(50)自前

 スタッフのジャンパー、頭や首に巻く鉢巻き、演説会で聴衆に配られるシール…。伊藤陣営には緑色があふれている。

 十五年前の県議選から一貫している緑色の原点は、米国の政治家ジェームズ・ベーカーさん。一九八〇〜九〇年代にレーガン、ブッシュ両政権を支えた大物が愛用したネクタイの色だ。目に映ったベーカー像は「冷静沈着に国際政治を取り仕切る実力者」。以来、「冷静沈着でありたい」と緑色を多用している。

 事務所には髪に緑のメッシュを施した女性支持者も。陣営幹部は「緑さんという名前のスタッフがいれば完璧なのに」と笑う。

◆オレンジ色で温かみ 伴野豊さん(53)民元

 ジャンパーや旗、ポスターなど選挙グッズのすべてをオレンジ色でそろえ温かみをアピールする。オレンジ色は伴野さんの好きな花「ヒマワリ」から着想し、初出馬から統一。ヒマワリの花言葉は「いつもあなたのすぐそばに」。身近な政治家でありたいとの思いを色に込めた。

 選挙期間中に地域を回る自転車の前かごにはヒマワリの造花を付けて支持を訴える。選挙グッズ以外にも支援者は自前の靴やかばん、スカーフの色もそろえる。

 伴野さんは「温かみを感じる色で元気が出る。同色で一致団結し選挙戦を戦い抜く」と気合を入れる。

◆手作り看板 訴え入魂 長友忠弘さん(55)共新

 長友さんの選挙活動に欠かせないのが、陣営関係者が「プラスター」と呼んでいる手作りの看板だ。縦八十センチ、横六十センチほどのベニヤ板に消費増税中止や企業・団体献金の禁止などを訴えるポスターを両面テープなどで貼った。

 訴えにインパクトを持たせるため五年ほど前から街頭活動で使い始めた。支援者が作り、業者に発注したものより思いがこもる。

 演説では、看板を手にした支援者が周囲に立ち、盛り上げる。選対本部長の広瀬勇吉さん(74)は「プラスターの訴えが国民の思いと響き合う状況になっているように感じる」と期待を込める。