文字サイズ

愛知ニュース

寒空の下、支持訴え 6区の3候補に密着 

 衆院選は日程のほぼ半分を終え、愛知6区(春日井、犬山、小牧市)に立候補した3人の動きもより精力的になってきた。厳しい寒さの中、支持を訴えて前半戦をひた走る候補者たちに密着した。 (上から届け出順)

◆激励の声に駆け寄り 柳沢けさ美さん(64)共新

 早朝、愛用の赤いコートを身にまとって春日井市内の自宅を飛び出した。向かったのはJR春日井駅。一時間のつじ立ちの後、昼までに市内五カ所で街頭に立った。

 大手町二のハローワーク春日井前でマイクを握っていると、中から出てきた白髪交じりの女性が「頑張って」と激励。思わず駆け寄って女性の手を固く握りしめた。「訴えが浸透してきているのかな」。寒さでこわばっていた顔がほころんだ。

 街頭演説を終え、昼食のため鳥居松町の事務所へ。支援者が用意したクリームシチューとハンバーグで大盛りのご飯をおいしそうに平らげた。「選挙は一人で戦えないから、ありがたいわ」

 支援者たちに「最後まで今の勢いで突っ走るわよ」と明るい声で言い残すと、素早くコートをつかみ、突き刺すような北風が吹く街に飛び出していった。

◆小学生とふれあいも 丹羽秀樹さん(41)自前

 朝七時、春日井市のJR神領駅でのあいさつから一日が始まった。晴天だが気温は五度。いてつく寒さの中、スーツに薄いジャンパーを羽織っただけ。時折、ポケットのカイロを握りながら、一時間、通勤客らに政策パンフレットを配り、深々とお辞儀をして見送った。登校中の小学生に「いってらっしゃい」と声を掛けると、ハイタッチが返ってきた。「かわいいね」。思わず笑みがこぼれた。

 その後は何社もの企業へあいさつ。あっという間に夕方になった。貴船町の事務所に戻ると「寒かったあ」。二歳のまな娘が来ているのを見つけ、うれしそうに抱っこしながら秘書と予定を確認し、夜の個人演説会場へ。

 演説会の後、「私、背が低いから後ろの方だと顔が見えなかったでしょう」と冗談も言いながら支援者と握手を交わし、慌ただしく次の会場へ向かった。

◆春日井っ子アピール 森本和義さん(48)民元

 底冷えの上、天気も荒れ模様の朝だが、気合を入れた。紅白の横じまのラグビージャージーが上着代わり。春日井市役所に集まった仲間と、自転車で遊説をスタートさせた。

 ショッピングセンターなどを巡り、支持を呼び掛けていく。自転車を降りてのつじ立ちでは「鷹来中出身です」と、春日井っ子をアピール。瑞穂通五の清水屋前では知人に声を掛けられた。「元気に頑張って」。頬を緩ませ握手で応えた。

 昼食でイオン春日井店のフードコートに飛び込んだ。験を担いでカツカレー。仲間が交流サイトに載せるため携帯電話のカメラを向けると、満面の笑みでカレーを大きな口に放り込んだ。「元気なところを見せなくちゃね」

 「声を出さないと」「頑張りましょう」。仲間と励まし合い、冷たい雨にぬれながら、夕方まで力強くペダルをこぎ続けた。