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愛知ニュース

<候補者の横顔>4区

(上から届け出順)

(1)最も感動した映画 (2)愛読書 (3)尊敬する人 (4)至福の時間や場所

◆既得権益打破信条貫く 牧義夫さん(56)維元

 鳩山邦夫元総務相の秘書経験が政治の原点。地元をくまなく回る「どぶ板選挙」を身をもって学んだ。「どぶ板は良くないという人もいるが、国民の心情を理解できなければ政治家は務まらない」。選挙区だった上野、浅草という下町は、町工場や個人商店が多く、愛知4区と似ていた。

 民主党で四期連続で当選したが、消費税増税法案に反対して二〇一二年に離党。前回衆院選に旧日本未来の党から出馬して落選後、無所属を経て旧結いの党(現維新の党)に加わった。

 「『既得権益との闘い』など首尾一貫した主張があるからこそ、政党を変わらざるを得なかった。私が変わったわけではなく、政党の方が変わってしまった」と強調する。

 再起を期した二年間。現職時より親身に応援してくれる人がいれば、姿を見せなくなった人も。「本当の友達を大事にしたい」

 (1)ペーパー・ムーン(2)孫崎享「戦後史の正体」(3)田中角栄、小沢一郎(4)ピアノを弾いているとき。30歳のころ、我流で始めた

◆学生時代に政治への夢 工藤彰三さん(50)自前

 名古屋市議長も務めた父親を見て育ったが、選挙への拒否感があった。「『必勝』の鉢巻きをしてマイクで絶叫する。普通ではない」と。だが、学生時代に故水平豊彦衆院議員と接し、片岡武司元衆院議員の秘書として首相官邸に出入りするうち、「国の中枢」に携わる夢が膨らんだ。

 三十八歳で市議に初当選。父親の代からの後援会幹部に「むちゃだ」と反対されながらも、二〇一一年に三期目の出馬を見送り、退路を断って衆院選出馬を決断した。

 浪人時代の一年九カ月間、「手を抜けば自分に返ってくる」と奮い立たせ、街頭演説を続けた。罵声を浴びたり、名刺を破られたりしたこともあった。

 支えになったのが、同じように街頭に立っていたストリートミュージシャン。「かわいらしい女の子がたくましく歌い続けていた。自分はまだ甘いと、精神的に強くなれた」

 (1)アンタッチャブル(2)サミュエル・ハンチントン「文明の衝突」(3)田中角栄、麻生太郎(4)風呂上がりにビールを飲んでいるとき

◆人と接する姿勢大切に 高橋祐介さん(36)共新

 雇用環境や教育行政を変えたいと政治を志した。昨年の名古屋市議補選に次いで二度目の選挙に挑んでいる。

 二十年前、父親が勤めていた運送会社が今でいう「ブラック企業」。正午に出勤し、翌朝三時に帰宅するような過酷な日々だった。

 自身は県立高校の臨時教員として昨春まで十二年間勤務。非正規雇用の立場で複数校を掛け持ちせざるを得ず、授業後に生徒の質問や相談に応じることもままならない。「教員の生活が安定しなければ、生徒と十分接することすらできない」。生徒を取り巻く不条理にも向き合った。学ぶ意志があるのに、経済的理由で大学に進めなかったケースなど、「つらい思いが一番印象深い」と振り返る。

 学校現場では、生徒の話に耳を傾けてきた。「いろんな人の話を聞き、政治の場に届ける。そんな草の根の活動ができる政治家を目指したい」

 (1)火垂るの墓(2)新書、健康にまつわる雑誌(3)いわさきちひろ(4)三線を演奏しているとき、風景写真を撮っているとき

◆粘り強くあきらめない 刀禰勝之さん(44)民新

 名古屋港近くで船舶向けの食料品販売業を営む両親を見て育った。「人さまの役に立つ喜びが骨身に染みている」

 政治家を志すきっかけは小学生時代のロッキード事件。「なぜ国で一番偉い人が、いけないことをするのか」と先生に尋ねると、「刀禰君が首相になって正しい政治をして」と切り返された。

 マスコミから政界に転じる夢はかなわず、旧三菱信託銀行に就職。バブル崩壊後の不良債権処理に公的資金が注ぎ込まれる現実に政官業の癒着を打破したいと決意し、旧民主党の旗揚げに加わった古川元久氏の秘書に。県議二期を経て、二度目の衆院選挑戦となる。

 「まちを愛する人がいる限り、必ず再生できる」という被災地の市長の言葉を胸に刻む。「国づくりの原点は人づくり。時間、労力、お金はかかるが、絶対あきらめない粘り強さが政治には必要」

 (1)フィールド・オブ・ドリームス(2)デール・カーネギー「道は開ける」(3)坂本龍馬(4)サッカーの仲間をはじめ古い友人との一杯