文字サイズ

愛知ニュース

<候補者の横顔>3区

(上から届け出順)

(1)最も感動した映画 (2)愛読書 (3)尊敬する人 (4)至福の時間や場所   (右から届け出順)

◆前回のリベンジへ直訴 増田成美さん(41)減新

 きっかけは二年前、知人に誘われて参加した政治塾。主宰者、河村たかし名古屋市長の言葉が頭に焼き付いた。「ラーメン屋のおやじがにこっと笑える世の中に」。一緒にがんばろう、と前回衆院選に手を挙げた。

 結果は敗北。しかし、思いは変わらない。降って湧いた今回の解散後、河村市長に出馬を直訴。市議選の公認候補だったため断られたが、もう一度頼んで折れさせた。

 大学を卒業後、家業の建設会社で勤務。十二年前に独立し、四人の社員と日雇い労働者を抱える。アベノミクスには期待していた。売り上げは良くなったが、材料費が上がり、利益が出ない。社員の賃上げがかなわず「がんばった分だけこたえられる世の中にしたい」と願う。

 前回、党内事情で8区だった選挙区は生まれ育った3区へ。兄弟や仕事仲間が多い地元で「リベンジ」に挑む。

 (1)レインマン(2)J・K・ローリング「ハリー・ポッター」のシリーズ(3)河村たかし(4)一人息子との料理

◆平和願う、まじめなパパ 石川寿さん(49)共新

 「集団的自衛権行使容認や原発再稼働。多くの人が反対しても強行する暴走政治をストップしたい」。そんな思いに駆られ、四度目の衆院選に立った。

 とりわけこだわるのは平和への願い。小学校のとき、漫画「はだしのゲン」を読み、原爆で亡くなった人の描写が怖くて震えた。

 「戦前、政党で唯一戦争に反対したのが共産党」。そう聞いて大学四年のときに入党。核のない世界を目指し、二十九歳から党専従で活動する。

 七月、閣議決定された集団的自衛権行使容認を「海外で戦争する国づくりだ」と批判。憲法九条を生かした平和外交を訴える。

 家に帰れば二児のパパ。小学校の授業参観で子どもの多さを見て、財務省が主張する四十人学級制に反対する。妻は党専従で家事は分担制。家計簿をつけ、ごみを仕分けして出す「まじめ」な性格だ。

 (1)息子(2)不破哲三「古典教室」(3)父親(4)家で家族4人といるとき

◆早朝から政策を猛勉強 池田佳隆さん(48)自前

 趣味を問われ、「政策の勉強」と迷わず答える。そうでなければ衆院議員は務まらない、と一期目の二年間でたたきこまれた。

 早朝から部会、委員会、本会議…。夜まで目まぐるしく会合が続く。「勉強して臨まないと発言すらさせてもらえない」。午前六時前に起床し政策の勉強に打ち込んだ。

 激務の政界に飛び込んだのは、化学薬品会社社長だった二年前。二十代で亡父から引き継いだ経営を離れる「一大覚悟」。根底に、教育を再生したいという思いがあった。

 日本青年会議所で活動していたころ、「自分に自信が持てない」と感じる子どもの多さを問題に感じた。教育や道徳を見直し、子どもの誇りを取り戻したいと思った。

 もちろん、自分の子の成長も気になる。会える時間は減ったが、電話で「友達と何しているの」と聞くのがつかの間の楽しみだ。

 (1)未知との遭遇(2)経済系の本(3)安倍晋三(4)家で家族と一緒にいるとき

◆国政で18年、初心に帰る 近藤昭一さん(56)民前

 子どものころ、母の実家がある南知多町の海で泳いだことを懐かしく思い出す。ほのぼのとした雰囲気。それが今、失われているのではないかと感じる。

 定例の勉強会で学者の指摘にうなずいた。バブル崩壊後、日本は競争社会に拍車がかかったという。「今の若い人は競争に慣らされて、大変だ」

 アベノミクスによって雇用は増えた。しかし、「非正規が増えただけ」。国会で、派遣労働の期間延長を認める法改正に反対した。

 名古屋市議だった父は高校卒業後、いったん働き、書生をしながら大学に通った。「裕福でないと大学にもいけない。誰もが平等な社会を」と政治の世界に。

 自らも三十八歳で国政へ。以後六期十八年、前回は初当選以来の比例復活だった。初心に帰り、訴える。「ともに生きる社会を」

 (1)グランプリ(2)ジョン・ダワー「敗北を抱きしめて」(3)石橋湛山(4)ミニカーを購入して眺める

◆弱者思う政治家目指す 井桁亮さん(45)次新

 公示日当日に出馬が決まった。その朝、別の候補者のポスターの手配を手伝っていたとき、党関係者に出馬の意思を伝えた。急きょ藤井孝男総務会長と面会。「公認が下りた。がんばってくれ」。背中をたたかれた。

 元津島市長を父に持つ。県議、津島市議を一期ずつ務め、国政は四度目の挑戦。「世の中を大きく変えていくのが国政」。地方議員時代からあこがれる。

 党の石原慎太郎最高顧問による、独立自尊の国家観に共鳴する。「安倍首相は戦後レジーム(体制)からの脱却を掲げているが、米国から自立しているとはいえない」

 強い国家を求める一方で、恵まれない人をいたわる政治家を目指している。現在務める塾講師の仲間は年収二百万〜三百万円の非正規労働者ばかり。「若者がいいように使われる世の中。これでは結婚もできない」。自身も独身。

 (1)アラビアのロレンス(2)ゲーテ「若きウェルテルの悩み」(3)石原慎太郎(4)マッサージを受けているとき