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愛知ニュース

20歳のころの私 6区の候補者

 衆院選愛知6区(春日井、犬山、小牧市)では、立候補した三人が舌戦を繰り広げている。候補者たちは選挙権を得て大人になった二十歳のころ、何を考え、どのように過ごしていたのか。当時を振り返ってもらった。

 (上から届け出順)

◆入党して反戦活動 柳沢けさ美さん(64)共新

 当時はベトナム戦争が行われ、安保闘争の最中でした。戦争反対を掲げる日本共産党にひかれて、入党しました。

 日本共産党には、第二次世界大戦のころ、平和と民主主義の実現のために権力に抵抗した歴史があります。その歴史にとても魅力を感じました。

 「戦争は絶対にいかん」が口癖だった父の影響が大きかったと思います。入党してからは、戦争反対のビラを配ったり、学生の自治などを訴えたりしていました。

 ほかには、大学の薬学部の合唱団に入り、ソプラノを担当していました。薬剤師にはなりませんでしたが、充実していましたよ。学生時代が政治活動の原点になっているのは間違いありません。

◆海部さん事務所に 丹羽秀樹さん(41)自前

 国会議員になろうか、教員になろうか、将来について考えだしたころです。

 祖父の紹介で、二十歳くらいから元総理大臣の海部俊樹さんの事務所でアルバイトをしていました。当時は、海部さんが自民党を離脱して新党を立ち上げるなど、政治家同士の生々しいやりとりも見ました。政治家の発言一つで国民生活が大きく左右されるのだと、責任の大きさを心に刻んだものです。

 大学で哲学と出合ったのもこのころです。「なぜ自分は存在するのか」。答えのない問いを考え続けていくうち、哲学とは、人がよりよく生きるための学問ではないかと思うように。高校の授業に哲学を取り入れたらどうかと想像を膨らませていましたね。

◆本を読み体鍛える 森本和義さん(48)民元

 経済発展と環境保全の両立、南北問題などの課題をどうしたら解決できるのか。むさぼるように本を読んで考えていました。アイデアはなかなか出なかったですけどね。

 高校時代はラグビー、大学進学直後は空手をしていて、体をかなり鍛えていました。けがをしたこともあり、二十歳のころはやめていましたが、就職してからはアメフットをやっていましたね。

 貧しい家庭で育ちました。貧困から脱却したい思いがあり、経済への関心は高かったです。最初の就職先に銀行を選んだのも堅実な仕事で、経済の実体を深く知ることができると考えたからです。

 持続可能な社会をつくりたいという今の政治姿勢につながっていると思います。