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滋賀

「もう1票」最後の訴え 真夏の舌戦、きょう審判

候補者の訴えに耳を傾ける聴衆=JR草津駅前で

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 憲法や原発、経済などが主なテーマとなった参院選は二十一日、投開票される。滋賀選挙区(改選数一)に立候補している自民新人の二之湯武史さん(36)、共産新人の坪田五久男さん(54)、民主現職の徳永久志さん(50)、諸派新人の荒川雅司さん(38)は選挙戦最終日の二十日、強い日差しが照り付ける酷暑にもめげず街頭などで最後の訴え。十七日間にわたった舌戦のマイクを置き、審判を待つ。投票は県内九百二十八カ所で行われる。早い所は午前六時から、遅い所は午後八時まで。午後九時以降に開票され、選挙区は深夜に大勢判明する見通しだ。

◆自民・二之湯さん、ねじれ解消強調

 大津市のJR和邇駅を朝出発した二之湯さんは、同市内を選挙カーで回った。幹線道路の交差点や駅前などでは、車から降りてマイクを握り、通行人らに、日本経済や教育の再生を訴えた。

 大津パルコ前では、応援入りした西村康稔内閣府副大臣とともに街頭演説。衆参のねじれを解消する必要性を強調し、「強い日本、成長する日本を取り戻して参りましょう。お力をお貸しください」と声を張り上げた。

 午後七時にはJR石山駅前で県選出の衆院議員四人らとともに「マイク納め」の街頭演説。必勝を誓い、最後には頭を深々と下げ、支援者らに感謝を示した。その後は近くの商店街を練り歩いて、選挙戦を締めくくった。

(梅田歳晴)

◆共産・坪田さん、TPP・改憲反対

 坪田さんは大津市の農村部、住宅地、都市部を北から南へと走った。最後の訴えには公示日の第一声と同じJR膳所駅を選び、演説を締めくくった。

 同市坂本の坂本民主診療所前では職員や地元住民らに「皆さんのご支援、ご声援に支えられて選挙期間中、元気いっぱい駆け巡ってきた」とあいさつ。経済対策や、原発再稼働、環太平洋連携協定(TPP)、改憲反対を叫びながら「暮らしや平和、子どもの未来を守るためにも、負けるわけにはいかない」と声をからした。

 さらに「私を県民の代表として国会に押し上げていただき、我慢ならない自民党の政治を変えさせてください」と支持を求め、聴衆一人一人と握手を交わした。

(山内晴信)

◆民主・徳永さん「社会保障見直す」

 徳永さんは午後七時から、地元のJR近江八幡駅前で街頭集会を開き、選挙戦を締めくる演説に臨んだ。

 集まった聴衆に「少子高齢化や人口減少に対応できる社会保障制度のつくり直しを、担わせてほしい」と呼び掛けた。

 「まだ時間はある。午前零時まで、最後の最後まで戦い抜きたい。もう一回り、二回り。支持の輪を広げてほしい」「滋賀の課題解決は、他の人ではなく私にやらせてほしい」と、声を振り絞った。

 日中は大津、草津の両市内でも街頭集会を開いた。強い日差しが照り付ける中、集会に参加した一人一人に精力的に駆け寄り「暑い中ありがとうございます。頑張ります」と固い握手を交わしていた。

(倉形友理)

◆県選管委員長「棄権せず投票を」

 <伊藤正明・県選管委員長>今回の参院選は、わが国、本県の内外に重要な課題が山積する中で政治を託す代表を選ぶ大切な選挙です。街頭演説や選挙公報、インターネットなどを通じて十分に検討の上、皆さんの一票が明日の日本を築くことを認識された上で、棄権することなく全員が投票されるよう切に希望いたします。