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滋賀選挙区、自民リード 本紙世論調査

 二十一日投開票の参院選で、中日新聞社が実施した電話世論調査によると、滋賀選挙区(改選数一)は自民新人の二之湯武史さん(36)=公明推薦=が、民主現職の徳永久志さん(50)=社民県連推薦=、共産新人の坪田五久男さん(54)、諸派新人の荒川雅司さん(38)を引き離す展開となっている。ただ、半数がまだ投票先を決めていないとしており依然、流動的な要素が残る。

◆民主は無党派層頼み

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 【滋賀選挙区】二之湯さんは自民支持層の九割以上を固めているほか、連立政権を組む公明も手堅く支持。選挙区に候補を立てていない維新、みんなの支持層にも食い込み、他候補を引き離している。

 特に支持政党を持たない「無党派層」でみても民主の徳永さんと拮抗(きっこう)する。また職業別でみると、主婦層の七割以上を固めつつある。年代別でも二十〜六十代以上まで満遍なく支持を取り付けており、保守地盤以外や若者にも浸透する。

 京都市出身の二之湯さんについては当初、知名度不足を懸念する声もあったが、好調な自民党の支持率を追い風に勢いづいている。

 再選を目指す徳永さんは民主支持層の九割近くは固めたもようだ。ただ、党の支持率が低迷する情勢もあり組織戦では不利。頼みの綱は無党派層になるが支持を集められていない。初当選した六年前の事前調査では無党派層で自民の現職候補を大きく引き離しており、残りの選挙期間中に取り戻せるかが鍵を握る。

 五度目の国政選挙への挑戦となる坪田さんは無党派層の一部を取り込んでおり、六十代以上の世代からの支持を集めている。ただ二十、三十代の若者世代や、職業別で民間企業勤務の有権者への浸透に苦戦している。

◆改憲、脱原発問題 半数以上が「関心」

 【憲法改正・脱原発への関心度】選挙の大きな争点となる憲法改正、脱原発の問題についても関心があるか聞いた。

 「大いに関心がある」と「ある程度関心がある」を合わせた値がともに半数以上を占め、有権者の意識の高さがうかがえた=グラフ。

 改憲の訴えには特に五十代で関心が高く、大いにと、ある程度参考にするとした人が73%(小数点以下切り捨て)に上った。職業別でみると主婦が77%と最も関心が高かった。

 脱原発をめぐっては、大いにと、ある程度関心があるとしたのは二十代と五十〜七十代が七割以上と高かった。民主と共産の支持層の八割以上、自民支持層も七割以上が関心を寄せた。職業別では農林漁業者が86%と特に高い関心度を示した。

◆比例代表も自民が優位

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 【比例代表】比例代表で投票する政党、候補者を決めている人は「だいたい」も含め50%に上った。

 決めている人のうち、投票先を自民とした割合がもっとも高く、全体の四割に上った。すべての年代で優位に立ったが、特に七十代以上からの支持が全体の約四割と高かった。

 ただ、選挙区よりは、普段の支持政党に比例区でも投票する割合は高くなく、比例代表の候補者名か党名を記入する「二枚目」の投票用紙を、支持政党とは別の党に投票しようとする傾向もみられる。

 自民の支持者のうち約21%が、投票先を他党に決めているか、「分からない・無回答」としている。

 「支持政党なし」と答えた無党派層では65・6%が投票先を「分からない・無回答」としたが、9・8%が自民、6・5%が民主、5・8%が公明、4・2%が共産と答えている。

 ◇調査方法 県内の有権者を対象に14、15の両日、コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施。612人から回答を得た。

(井上靖史)