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滋賀

投票率アップへ工夫 若者をターゲット

 二十一日の参院選投開票日まであと一週間。県内での投票率は、知事選とのダブル選だった二〇一〇年を含めて、近年は60%前後で推移している。県や各市町の選管は投票率アップに向け、特に若年層をターゲットにさまざまな工夫を凝らしている。十六日には全市町で一斉に街頭啓発を繰り広げ、棄権防止を呼び掛ける。

 長浜市では、親子連れや若者に投票所に足を運んでもらうきっかけにと、多機能携帯電話(スマートフォン)を使って明るい選挙のマスコットキャラクター「めいすいくん」と記念撮影ができる仕組みを用意した。

スマートフォンを使って明るい選挙のキャラ「めいすいくん」と記念撮影できる取り組みも=長浜市役所で

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 スマートフォンの無料アプリ(ソフト)「妖精眼鏡」をダウンロードして、投票所の床に貼ったマーカーにスマートフォンを向けると、立体のめいすいくんが現れ、宙返りしたり、手を振ったりする。マーカーの横に立てば、めいすいくんが隣にいるような写真が撮影できる仕組み。

 期日前投票日最終日の二十日まで市役所本庁と北部振興局の二カ所にマーカーを設置している。

 草津市選管と市明るい選挙推進協議会は、園児を通じて保護者に投票を呼び掛けようと、表紙に投票日を記した折り紙四千五百セットを用意。市内の幼稚園と保育園計三十四園に配布した。

投票日を記した折り紙を受け取る園児=草津市草津3で

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 十日には、めいすいくんが草津保育所(草津三)を訪れ、園児に折り紙を手渡しした。選管の職員は「お父さんとお母さんに大事な選挙があるよと教えてね」とお願いした。

 彦根市では初の試みとして、県大生が七、十四、二十日の三日間、各日一人ずつ期日前投票の立会人に参加。学生の関心を高めてもらうことが狙い。

 県選管でも、県内のファミリーマート百十三店舗とローソン百三十店舗のレジ画面に、投票日や「いいね!投票行こう。」のメッセージを載せた啓発広告を出している。

 東近江市役所一階通路には、東近江大凧(おおだこ)(国選択無形民俗文化財、百畳敷き)のミニ版、二畳敷きの大凧が掲示されている。「投票率アップに伝統の力を借りたい」と市明るい選挙推進協議会が作った。

「みな、投票へ、投票率アップ」を表現した東近江大凧=東近江市役所で

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 東近江大凧は、漢字一文字と絵を組み合わせた図柄が特色。七匹のヘビと米十俵、リンゴの絵と率の漢字を組み合わせ「み(ヘビ=巳)な(七匹)、投票(十俵)へ、投票(十俵)率アップ(リンゴ=アップル)」と表現した。

(参院選取材班)