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滋賀

ポスターにも工夫いろいろ

 参院選公示とともに県内五千百七十六カ所に設置され、至る所で目にする選挙ポスターの掲示板。一人当たり四十二センチ四方に張り出されたポスター一枚にも、候補者の人柄や政党のメッセージを伝えようという陣営の細やかな工夫が込められている。

◆二ノ湯さん 若さ前面に

 自民新人二之湯武史さん(36)のポスターはシンプルな作り。知名度向上を図る狙いから顔写真を大きく配置した。左部分に名前を目立つよう赤い字で挿入した。「名前と顔をパッと見て分かるのが一番」と二之湯さん。

 笑顔の写真は「端正だが、冷たい印象を持たれないように、親しみやすいカットを選んだ」(陣営)。選挙前の活動用ポスターやホームページなどと共通で使っている。若さを前面に、と「36歳」の年齢も忘れない。

◆坪田さん 党の存在感

 共産新人坪田五久男さん(54)は、黄色を基調にした背景に「『共産党』で今度こそ政治変える」の言葉が黒字で踊る。政策を強調するより、党の存在感を示すメッセージ性をより前面に出した。

 「内需拡大で景気回復」や、TPP、改憲、原発に反対する政策も明記。写真は「自民以外に票を投じたい人の受け皿になり得るというイメージを持ってもらうための安倍政権への怒りの表情」(陣営)として、真顔のりりしい一枚を使った。

◆徳永さん 親近感出す

 民主現職徳永久志さん(50)は「親しみやすさ」がテーマ。次女と指切りをしている絵柄は「娘と一緒にいるときの顔が優しい。真面目やクールなイメージとは違う一面を見せたかった」(陣営)との狙い。「ずーっと滋賀で」の言葉で県内出身であることも強調した。

 この絵柄のほかに、大人と子どもの二つの手を「コ」の字になるように空にかざしたもう一種類も用意。子どもを登場させることで「明日への責任」の思いを込めた。

(参院選取材班)