中日新聞プラス
中日新聞 chunichi web
文字サイズ
滋賀

主な候補者、最初の週末

 参院選公示後最初の週末となった6日、滋賀選挙区(改選数1)の自民新人二之湯武史さん(36)、共産新人坪田五久男さん(54)、民主現職の徳永久志さん(50)の各政党候補は酷暑の中、多くの有権者が集まる商業施設などに繰り出して街頭演説、支持を求めた。自民総裁の安倍晋三首相、民主の海江田万里代表と2党の党首も県内入りし、選挙戦は熱を帯びた。同選挙区にはほかに、諸派新人の荒川雅司さん(38)も立候補している。(上から届け出順)

◆二之湯 武史さん(36)自新

 県内入りした安倍晋三首相とともに、大津と草津両市で街頭に立った二之湯さん。安倍首相の演説に触発されたかのように、普段の街頭活動ではあまり見られない身ぶり手ぶりを交え、衆参ねじれの解消や安定した政権の必要性を熱っぽく訴えた。「教育の再生に全力で取り組むことを約束する」と叫んだ。

 安倍首相は二之湯さんの隣で「素晴らしい青年ではありませんか」と持ち上げ「私も二十年前はこうでした」と笑いも誘って聴衆を引き込んだ。

 JR草津駅では二千五百人、大津パルコ前で千五百人(いずれも陣営発表)。演説が終わると、両会場でも、安倍首相と一緒に聴衆に掛け寄って「よろしくお願いします」と連呼し握手を求めた。

(梅田歳晴)

◆坪田 五久男さん(54)共新

 党首らが応援演説した他党と対照的に、地元市議らと集会や街頭演説を重ねた坪田さん。野洲、守山、栗東、草津の各市内で有権者に訴えた。

 守山市内の商業施設前では買い物客らに「庶民に増税し、大企業に減税する自民のやり方は間違っている」と消費増税を批判。同市の農村部では環太平洋連携協定(TPP)に反対し「安い農産物が入ってくれば近江米も近江牛も壊滅的な被害を受ける」と主張。地域ごとに話題を変えて支持を求めた。

 他党の党首来県には、原発や改憲などが公示日の候補者の“第一声”で語られなかったことに触れ「これらを正々堂々と訴えられるのか」とチクリ。「私たちは政策を有権者にきちんと訴える」と述べた。

(山内晴信)

◆徳永 久志さん(50)民現

 徳永さんは午後、地元のJR近江八幡駅前で党の海江田万里代表とともに街頭演説。「午前中に彦根市や長浜市を中心に街宣し、蒸し暑い中で農作業する方々、溶接作業をしている方々を見て、こうした方々にこそ政治の光を当てたいと思った」と力を込めた。「社会保障の切り下げ、切り捨てをしようとする政府与党に歯止めをかける力を与えてほしい」と、参院での自公過半数阻止を訴えた。

 海江田代表は滋賀選挙区について「過去三回にわたり、一人の議席に民主を選んでもらった。その人たちはみんなしっかり仕事をしており、滋賀県民の誇りだ」と強調した。

 午前の街宣では長浜市内で党の前原誠司元代表と合流して一緒に党への支持を呼び掛けた。

(倉形友理)