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滋賀

改憲や原発 4氏が持論 立候補予定者討論会

公開討論会に出席した(左から)民主徳永さん、諸派荒川さん、共産坪田さん、自民二之湯さん=大津市のピアザ淡海で

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 参院選滋賀選挙区(改選数一)の立候補予定者による公開討論会が二十六日、大津市のピアザ淡海であった。民主現職徳永久志さん(50)、自民新人二之湯武史さん(36)、共産新人坪田五久男さん(54)の三政党候補予定者らが憲法や原発をめぐって政策を戦わせた。日本青年会議所滋賀ブロック協議会が主催した。

 討論には諸派新人の荒川雅司さん(38)も参加。有権者ら約百六十人が耳を傾けた。

 改憲をめぐり、徳永さんは手続きを定めた九六条に触れ「三分の二の賛成が必要というのはほぼ世界標準。中身を問わない要件だけの緩和は反対」と述べた。二之湯さんは九条について「戦争放棄は人類普遍の目標だが、自衛隊は明らかに戦力。日本の国土防衛に特化した戦力であることを明記するべきだ」、坪田さんは「国民は改正が必要な状況だとは考えていない。憲法がうたう社会と懸け離れている今の政治こそ正すべきだ」と主張。

 原発では「二〇三〇年代にゼロとお尻を決め政策資源を投入する。新増設せず稼働四十年で廃炉にし、原子力規制委員会が認めたものだけ再稼働する」(徳永さん)「電気料金が高止まりで企業が海外に流出すればもっと怖い。原発から撤退したドイツもフランスから原発の電気を買っている」(二之湯さん)「日本は地震列島。一度事故が起きれば人の手に負えない。再生可能エネルギーの潜在力は原発の四十倍ともされ、政治の決断が大切」(坪田さん)と意見をぶつけ合った。

 消費税増税について徳永さんは「景気動向とともに少子高齢社会に対応できる社会保障制度の成案が整って初めて上げられる。国会議員の定数削減もする」ときっぱり。二之湯さんは税収より歳出が上回る現状への危機感から増税はやむを得ないとの立場で「一度しっかり財政を立て直さないと将来世代に無責任だ」と訴えた。坪田さんは「消費増税は弱い立場の人に一番重くのしかかる。増税すれば物が売れなくなり景気の回復どころではない。国民の所得増加で景気を良くし税収を増やすべきだ」と指摘。

 ほかに国防・安全保障や少子高齢化の中での社会保障、TPPなどを議論した。

(参院選取材班)