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滋賀

岐路 維新・岩永裕貴県総支部代表に聞く

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 ◇党の県内状況 昨年の衆院選が初めての国政選挙。県内では滋賀1、3、4区に候補を擁立したが、3選挙区とも敗北し、4区に立った岩永氏が比例代表で復活当選した。3月に県総支部を設立し、党勢拡大を図っている。

 党本部が滋賀選挙区での候補擁立を断念した。党の公募では県内からも手が挙がり、私も個人的に声を掛けるなど擁立に向けて努力したが厳しかった。断念する予想はしていたが、残念だ。

 全国比例で精いっぱい戦っていく。ただ、比例では県内で名の知れている人はいないので、どぶ板選挙は難しく、空中戦になるだろう。私の国政報告会開催と街宣活動に力を入れる。維新は衆院選で十五万票を得た。半分の七万五千票が今回の目標だ。

 党としては、この半年間の評価を問う選挙と位置付けている。現有議席以上とりたい。県レベルでは維新の会の政策、主張を県内に浸透させたい。われわれは妥協をしない改革政党ということ。民主党は組合、自民党は各団体からの支持がある。われわれはしがらみなく、切り込んでいける。

 選挙戦ではまず地方分権を訴える。アベノミクスには疑問があり、改革がしきれてないと感じる。地域のことを一番知っているのは地域。改革のためには地方分権が必要だ。

 改革の点では、まずオスプレイの問題。橋下徹共同代表は大阪府八尾市での受け入れを提案した。これは沖縄の基地問題を他の自治体も本気で考えましょうとの提起だ。

 従軍慰安婦の問題でも、橋下共同代表の発言は何も間違っていない。今後、環太平洋連携協定(TPP)の交渉に入った時、歴史認識は取引の要素にもなり得る。自国の主張をしっかりできない国が、国益を守れるのか。TPP交渉に向け、この時期での発言が必要だった。

 参院選前というタイミングでもある。党の主義主張を正確に伝え、国民に判断してもらうのが選挙。発言が票に影響するということも承知の上だ。

 国民と真摯(しんし)に向き合っているのは維新の会だけ。選挙前にきれいごとを言うのは簡単だが、それでは国民の一票をばかにしていることになる。選挙のための政治をしない党を選ぶ選挙にしてほしい。

(構成・生田有紀)

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