中日新聞プラス
中日新聞 chunichi web
文字サイズ
滋賀

岐路 共産・奥谷和美県委員長に聞く

写真

 参院選は自公政権の暴走にストップをかける戦い。新しい政治に向けての大転換点にしたい。これまでは自民か民主かという二大政党という仕掛けのもとで国政選挙のたびに、すぐ政権につけない共産党は選択の対象にならないと言われた。有権者の視野に共産党が入ってこないという状況がずっとあった。

 昨年の衆院選で支持が集まった「第三極」だがその後の経過を見ると、日本未来の党は政党ではなくなり、日本維新の会、みんなの党は安倍政権の補完勢力のような位置がはっきりしてきた。何のための第三極なのかという疑問も県民の中に広がっている。自民党の政治に正面から対決する党は日本共産党しかない。「自共対決」のもとで暴走を続けるか、新しい政治への切り替えを本格的に図るのかが問われる。

 争点は経済政策、原発再稼働、外交、改憲、歴史認識など。アベノミクスでは、自分の暮らしは何も良くなっていないという人がほとんど。以前は「まだ滋賀には来ていない」という受け止めだったが、今は「もう来ない」と考え始めている。

 環太平洋連携協定(TPP)に関しては衆院選で県から当選した自民党の四議員とも反対と言っていたが、当選したら主張を投げ出した。それも問われるべきだ。

 県内では十万四千票の獲得が目標。その上で立候補する坪田五久男さんの議席を獲得したい。安倍さんは人気があると言われているが、疑問を持っている人はたくさんいる。自民人気は底が浅く、民主は見切られた。第三極も受け皿になれない中で政治をどうしようかと考えたときに、票を入れる党はないと思うか、共産党があると思うかだ。

 われわれの政策の中身には多くの方が共感を示される。そこで投票先として共産党をどう意識してもらうか。強みは党員、後援会員の生活の中での結びつき。周囲への声掛けでつながりを掘り起こす。政策を聞いてもらえれば、納得してもらえる自信はある。

(構成・山内晴信)

 ◇党の県内状況 昨年末の衆院選は比例代表獲得得票数で4万2000票にとどまり、2009年から2万5000票を減らすなど、国政選挙で苦戦が続く。県議会にも議席がない。参院選では比例代表で全国5議席獲得などが目標。

写真