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滋賀

岐路 自民・家森茂樹県連幹事長に聞く

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 昨年末の衆院選では県内全四選挙区で勝たせてもらったが、得票数を分析すると、「自民に全面的に任せる」という有権者の意識ではなかった。民主の敵失で勝たせてもらったというのが現実。参院選では自民支持をしっかりとしたものにし、長期的支持を得たい。

 昨年末の衆院選では、比例得票数で八万票を得た日本未来の党や十五万票を獲得した日本維新の会などいわゆる「第三極」と言われる政党に支持が集まった。しかし、それらの政党に対する支持は離れている気がする。一方で、その受け皿に民主もなれていない。自民がその受け皿にならせていただきたい。

 有権者には、自民に日本が目指すべき方向を打ち出し、実現に向けた行動力や実行力があるということを分かってほしい。ビジョンはいくらでも示せるが、実現の裏付けがあるかどうかが重要。ビジョンと実現する実行力の両方が伴っていないと政治はできない。

 例えば、民主政権では外交で日本の主張を世界にアピールできていなかった。環太平洋連携協定(TPP)でも弱い外交姿勢で参加しようとすれば、すべて譲歩しないといけない。しかし、自公政権下では日本の主張をしっかり示せる。内政的には実行力、国際的には交渉力。そういう部分を見てもらいたい。

 選挙戦では地道できめ細かい活動をする。昨年末の衆院選で全面的な信頼をもらったわけではない。その反省に立ち、四人の衆院議員にそれぞれ後援会組織を作り直すつもりで、自分の選挙をやるように動いてもらう。

 組織固めは、逆風下でやるのはしんどいが、今はいいムード。ここで衆院議員が地元を徹底的に動くことが全体の底上げにもつながる。戦いつつ組織し、組織しつつ戦う。

 参院選や知事選など全県が選挙区となる選挙で自民はこの十二年間、勝っていない。なんとしても勝たないといけない。一般的には三十万票近くが勝利の目安。そう考えると得票三十二万票くらいを目標に考えている。

(構成・梅田歳晴)

 ◇党の県内状況 昨年末の衆院選で民主独占の全4選挙区で議席を奪い、勢力図を塗り替えた。ただ比例代表獲得得票数では18万2000票で、09年衆院選の21万票から3万票を減らした。県議会では自民会派が過半数を占めている。

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