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滋賀

岐路 民主・三日月大造県連代表に聞く

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 七月四日の参院選公示まで二週間を切った。アベノミクスをはじめとする安倍政権への評価や改憲の是非などが争点となりそうだ。県内組織を持つ政党は、この参院選をどう位置付け、何を有権者に訴えて戦うのか。主要政党の幹部に聞いた。

 今度の参院選には、大きく四つの意味合いがある。(1)自公政権の経済政策で破壊されてしまう国民の暮らしを守る(2)人口減少や高齢化が進む中、これ以上社会保障制度改革を先送りさせない(3)原発に依存しない新しいエネルギー政策をつくる(4)民主党が再び政権で国家経営をするための再生復帰の第一歩−だ。

 来年の知事選や再来年の県議選、次の総選挙など、この先三〜四年間の県内の選挙の行方を決める戦いにもなるだろう。その意味で、どの政党、議員に滋賀の政治を託せばいいか、問われている。

 徳永久志さんは琵琶湖の水を飲んで育った。県議会で二期八年間、参院議員として六年間働き、国会では外交政策を中心に実績がある。これまでも、これからも滋賀のために一番汗を流せる存在だ。

 選挙戦では、地に足をつけた経済、社会、労働政策を提案していきたい。僕らの基本理念は「多様な価値観が認められる共生社会」。経済成長は人の幸せのためにあり、社会保障政策は共生社会をつくるためにある。

 今の経済政策は一部の投資家や大企業しか利益を享受していない。賃金は上がらず年金も下がる中で多くの人が厳しい経営、生活を強いられている。滋賀なら農林水産業や中小企業などに重点を置いた経済政策を展開する。有権者にはこうした政策を対話型で訴える。ネットも活用し選挙戦を展開していく。

 民主党は新たな綱領をつくり、マニフェストも磨き直している。あとは仲間を増やすこと。「一人が百歩ではなく千人が一歩ずつ動こう」という風に小さい活動を積み重ね、連帯の輪を広げたい。

 まだまだ厳しいが、ばくちのような経済政策に危うさや不安を覚えている人は増えている。「民主党が息を吹き返し、選択肢を示してほしい」という期待感が高まっている。

 全国比例では奥村展三さんも立候補する。相乗効果が滋賀で発揮できるように、滋賀のために二人が当選できるようにしていきたい。

 ◇党の県内状況 2004年以降の3度の参院選ではいずれも勝利。09年衆院選でも全4選挙区で勝利し、衆参の6議席を独占する「民主王国」だったが、昨年の衆院選では4選挙区で敗北を喫した。今参院選では議席死守を誓う。

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(構成・倉形友理)