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滋賀

議席獲得へ各陣営本腰

 参院選公示日として有力視される七月四日まであと一カ月。滋賀選挙区(改選数一)では民主現職と自民、共産、諸派の各新人が立候補を表明し、計四人の立候補予定者が活動を本格化させている。昨年末の前回衆院選で自民に全選挙区の議席を奪われ、巻き返しを図る民主。前回の勢いそのままに参院の議席獲得を目指す自民。他党との違いを際立たせる共産。各陣営の最近の動きを探った。

 ■民主

 「その場しのぎの経済利益のみを追求する政権のあり方にノーの判断をしないといけない」。先月十一日に大津市内であった事務所開き。民主現職徳永久志さん(49)は支持者の前で自民への対決姿勢をあらわにした。

 徳永さんは近江八幡市出身。県議二期八年と参院一期六年の実績を訴える。県連代表の三日月大造衆院議員は自民公認候補が京都出身であることに触れ「滋賀の一議席は滋賀の人なのか、京都の人なのか。それも一つの争点」と言う。比例代表で立候補を予定する元衆院議員奥村展三さん(68)との連携も強める。

 ■自民

 二月に公募で選んだ二之湯武史さん(36)を送り込む。公明からの推薦も得た。二之湯さんは「少子高齢化、教育、国土保全など政策本位で訴えていきたい」と力を込めた。安倍政権発足当初から自民への高い支持率が続くが、吉田清一党県議団代表は「雰囲気で緩んだらいかん」と気を引き締める。

 昨年末の衆院選比例代表得票数では、二〇〇九年衆院選の約二十一万票から約三万票減らした。民主逆風の“敵失”感は否めない。吉田県議団代表は「自民回帰を確信できるような選挙にする必要がある」と力を込めた。

 ■共産

 新人の坪田五久男さん(54)が民主と自民の対決に割って入る。大津市であった共産党演説会で坪田さんは「自民党とTPP推進勢力、改憲勢力に厳しい審判を」と訴えた。

 「暮らしと経済、原発、憲法などあらゆる分野で安倍政権の暴走にストップを」と言うのは奥谷和美県委員長。県内十万四千票獲得を目標に掲げる。坪田さんは「民主と自民の対立軸がはっきりしない」とも述べ、「自共対決だ」と強調した。

 ■維新など

 維新は候補者擁立を目指すが、県総支部代表の岩永裕貴衆院議員は「難しい」とひと言。県内から数人が党本部の公募に応募したが、面接などで公認候補と認めなかった。仮に候補者擁立できなかった場合でも比例で票の積み上げを狙い、活動を強化する。

 このほか幸福実現党員の荒川雅司さん(38)が立候補を予定する。