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岐阜

自民「1減」制す 大野さん圧勝も緊張

 二十一日の参院選で、改選数が一に削減された岐阜選挙区は、自民新人の大野泰正さんが圧勝した。自民は、県内の五小選挙区すべてを制した昨年の衆院選に続く勝利で、「自民王国」をあらためて印象づけた。吉田里江さんが涙をのんだ民主は、党組織の見直しが急務に。共産の鈴木正典さんは一定の自民批判票を集め、二〇一〇年の前回より得票を大幅に増やした。投票率は過去最低の52・97%。インターネットによる選挙運動の解禁も、有権者の関心を引き寄せられなかった。

 早々と当選確実の一報を受けた大野さんは、間もなく岐阜市薮田南の事務所に姿を見せた。大勢の支援者が拍手で迎える中、何度も深々と頭を下げ、握手で喜びを分かち合った。

 報道各社のインタビューに顔を紅潮させ、やや緊張した表情も見せた大野さん。会場から「もっと笑って」と声が飛ぶ場面も。

当選確実となり、拍手の中を会場に入る大野泰正さん(中)=岐阜市薮田南の事務所で

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 「長年の閉塞(へいそく)感の中、将来に希望の持てる日本を取り戻すことを期待されたと思う」と、アベノミクスの果実を岐阜にも届ける決意を表明。駆けつけた大学の同級生と握手を交わすと、照れたように表情を崩した。

 県議会の渡辺真議長は「大志を達成するスタートに立った。県議の経験を生かし、頑張ってほしい」と、壇上で聴き入る大野さんにエール。県市長会長の日置敏明・郡上市長も「これから六年は、国と地域のあり方を決める大切な期間。地域の声をしっかり聞き、持ち前の大きな声で伝えて」と期待した。

 (参院選取材班)