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岐阜

投票率アップへ、あの手この手 各選管

階段を上る人に強い印象を与える啓発ポスター=岐南町役場で

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 二十一日の参院選投開票日まであと一日。投票率の低下が危ぶまれる中、各選挙管理委員会は知恵を凝らし、投票を呼び掛けている。

 ごみ収集車で投票を呼び掛けるのは岐阜市。収集作業中に音声テープを流しており、新たに経費も発生しない。岐南町は役場の階段の段差に啓発ポスターを張った。耳から、目から、刷り込み効果を狙う。

 若者に的を絞るのは各務原市。東海学院大学(同市那加桐野町)の学生会に集まった二百人に、選管職員らが投票に行くよう呼び掛けた。解禁されたネット選挙にも触れ、電子メールでの投票依頼や未成年の選挙運動の禁止事項について注意を促した。

 啓発グッズに一工夫したのは本巣市と笠松町。熱中症対策を兼ね、駅前などで冷却剤を配った。「皆さん喜んで受け取ってくれる」(笠松町)と感触は上々だ。

 投票率の向上と同様、各選管にとっては煩雑な開票作業も悩みの種。とりわけ個人名や党名が多岐にわたる比例代表の対策に力を入れる。

 羽島市は二百五十万円をかけて新たに自動票読み取り機一台を購入した。作業の効率化で開票作業にかかわる職員を減らすこともできるという。

 人海戦術で臨むのは笠松町。秘密兵器はスーパー店頭などに置かれている果物用の透明容器。投票用紙の仕分け箱に使い勝手が良いという。

 県内の参院選の投票率(補選をのぞく)は一九九五年の53・99%が最低。その後、投票時間の延長もあり、いったん盛り返したものの再び低下傾向にある。