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岐阜

自民の大野さん、大幅リード 本紙終盤情勢調査

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 21日に投開票される参院選の岐阜選挙区では、自民党新人の大野泰正さん(54)が、他の新人候補3人を大きく引き離している。本紙の世論調査に、取材を加味して分析した。選挙区、比例代表ともに約4割が投票先を決めておらず、情勢が変わる可能性もある。

 調査は十四、十五両日に実施。県内の有権者九百六人から回答を得た。

 業界団体から広く支援を受ける大野さんは、自民支持層の九割を固めて盤石の戦い。日本維新の会、みんなの党支持層からも支持を集めるが、支持政党なし層への浸透は三割にとどまる。

 出馬決定が公示一カ月前と出遅れた民主党の吉田里江さん(47)だが、民主支持層の八割を固めた。支持政党なし層の四割超に食い込み、さらなる浸透で追い上げを目指す。

 共産党の鈴木正典さん(49)は支持政党なし層の二割超に浸透するが、全体的に伸び悩む。諸派で幸福実現党県役員の加納有輝彦さん(52)は厳しい戦い。

 比例代表でも、自民の優勢が顕著だ。全体の40・6%が、自民か自民の比例候補を投票先に選んだ。民主は14・1%と引き離され、公明の6・7%が続く。

 調査では、改憲や脱原発政策に対する関心の高さも明らかになった。両政策に関する各政党、候補者の訴えを投票時の参考にするかを聞くと、いずれも「大いに」と「ある程度」を合わせると全体の約七割を占めた。

◆有権者の反応いまひとつ… 

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 有権者に選挙に関心があるかどうか聞いた設問では、「大いに関心がある」とした回答は全体の19・5%。二〇一〇年の前回に比べて7・3ポイント減った。

 選択肢は「大いに関心がある」から「まったく関心がない」までの四段階。「ある程度関心がある」は48・1%で微減にとどまったが、二つを合計した「関心あり」層は、前回を9ポイント近く下回った。「あまり関心がない」「全く関心がない」は合わせて32・3%だった。改選数二だった前回は五人が立候補し、投票率は59・75%。「一票の格差」是正で定数が半減し、改選数一になった今回は、それを大きく下回る可能性がある。

(参院選取材班)