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ネットいまひとつ 選挙情報「見てない」66%

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 今回の参院選から解禁となった、インターネットを活用した選挙運動。本紙が中部九県の有権者五十人にアンケートしたところ、半数を大きく超える66%が候補者や政党のネット情報を見ていない、と回答した。

 ネットを見て、投票の参考にしたとの回答は全体の22%にとどまり、ネット選挙の浸透度はいまひとつだったようだ。

 ネット情報を見なかった理由について、岐阜県多治見市の主婦(44)は「私の周囲ではネット選挙自体、話題にならなかった。選挙は新聞やテレビで十分」と話す。三重県紀宝町の無職下和田晶康さん(73)も「私たちの世代はそもそもネットを使っていない。候補者の生の声を聞く方がいい」と語った。

 投票の参考にしたのは長野県飯田市の宿泊業加藤美の里さん(36)。「動画で候補者のインタビューや演説を自由に見ることができ、分かりやすかった」と話す。

 有権者が候補者のネット情報をブログなどで紹介し、支持を呼び掛けるのに活用したケースも。福井県越前市の自営業若泉政人さん(46)は、自身のツイッターで脱原発を掲げる政党への投票を訴え「多くの賛同があった」と振り返った。

 一方、愛知県豊田市の男子大学生(20)はネットを見たが、参考にならなかったと回答。「候補者のツイッターを見たが、選挙運動の様子を伝えていただけだった」と話す。

 ネット選挙をめぐっては、四月の公選法改正で、フェイスブックやツイッターといったソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の活用などが可能になった。