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連休最終日、景気や憲法で党首ら火花

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 二十一日投開票の参院選でしのぎを削る主要政党のトップらは三連休の締めくくりとなる十五日、選挙区候補の応援のため中部の激戦区に入った。選挙戦も残り一週間を切り、演説のボルテージも上昇。買い物などで休日を楽しむ有権者に「わが党の候補を皆さんの力で当選させて」と声を張り上げた。

 六人が一議席を争う三重選挙区には、安倍晋三首相(自民党総裁)が公示後初めて、新人の応援に入った。

 三重での参院選で自民は、民主系候補に補選を含め五連敗中。鈴鹿市や桑名市でマイクを握った首相は「実感できる景気回復に向け、入り口に立った。立ち止まるわけにいかない」と力を込め、「全国の中でも厳しい選挙区。厚い壁を打ち破る力を与えてください」と訴えた。

 民主は、地元を地盤とする岡田克也元副総理が県内に張り付き、現職を支援している。十五日夜も津市の演説会で「景気回復の実感はない。アベノミクスで公共事業をどかんと増やせば、次の世代の負担になる」と与党を批判。「自民が単独過半数を取れば、歯止めがなくなる」と危機感をあらわにした。

 愛知選挙区(改選数三)では、みんなの党の渡辺喜美代表が、新人と一緒にマイクを握った。「最重要選挙区」と位置付けており、愛知入りは三回目。

 名古屋市中区での街頭演説で、自民、民主が優勢と伝えられていることを念頭に「三位でけっこうですから」と断った上で「筋金入りの改革派みんなの党の候補を、当選圏に押し上げてください」と訴え、公務員制度改革などを唱えた。

 中区内では社民党の福島瑞穂党首も新人応援のために演説。「今やるべきことは、消費増税ではなく、若者の雇用を増やし、非正規労働者の身分を守ることだ」と訴え、自民党などの改憲方針にも「海外派兵の道を開くことになり、国内外の平和の秩序が崩れる」と強調した。

 減税日本代表の河村たかし名古屋市長も、新人とともに中区で演説。女性が手を振るのを見つけると「(出馬しているのは)ワシじゃねーよ、おかあちゃん。応援したってよ」と呼び掛け、「税金を減らす庶民革命を全国へ広めないかん」と力を込めた。