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知恵と体力総動員 ネット選、やりとり活発

 参院選からインターネットの利用が解禁され、選挙運動が変わり始めている。街頭でマイクを使えない夜間もネット上で支持を訴え、一日二十四時間をフル活用。これまでは演説やビラで候補者が一方的に情報を流す形だったが、有権者が候補者側にメッセージを送る動きも活発だ。

 公示後初めての選挙サンデーとなった七日、愛知、岐阜、三重の三県の選挙区候補二十人のうち、交流サイトのフェイスブック、短文投稿サイトのツイッターに書き込んだのは十八人。投稿は合計で三百三十件余で、街頭演説のスケジュールや聴衆へのお礼などの内容が目立った。

 ネット選挙元年として注目されたこともあり、選挙戦当初は多くの候補者が次々に投稿した。しかし、一日に数十件の投稿を続ける人がいる一方、ネット上では“口数”が減ってきた人もいる。

 ツイッターで、候補者の投稿を読む登録者を示す「フォロワー」の数を三県の選挙区候補で比べると、多い人と少ない人の差は歴然としている。七日現在で最も多いのは愛知のみんな新人で、フォロワー数は四千七百四十四人。最も少ない候補者で五十九人だった。

 二千人近いフォロワーを持つ愛知の共産新人は七日、ツイッターに街頭演説の模様などを三十三件書き込んだ。日付が変わってからも支援者らからのメッセージに返信する形で、八日午前二時すぎまで投稿を続けた。

 アイデア勝負の動きも出ている。比例の自民新人は「一緒に写真に写ってくれるボランティア」をネットで募集。街頭に張るポスターの代わりに、一緒に撮った写真をフェイスブックなどに載せてもらい、ネット上に張り巡らせる作戦だ。

 有権者から候補者側へのメッセージは、激励だけでなく演説への注文、選挙公約に対する質問など、内容はさまざま。

 「雨が少しだけ降っていますが、大丈夫。○○(自分)は腸晴れ男なので」とツイッターに書き込んだ東京の維新新人に、誤字に気付いた人たちがすかさず「胃腸も大切に」などと返した。